「カフェインを過剰摂取」した時の”5つの対処法”は?症状も管理栄養士が解説!

カフェインを摂りすぎた時の対処法とは?メディカルドック監修医が、不眠や下痢、頭痛などの過剰摂取による症状から、水分補給や電解質の摂取などの具体的な回復方法を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『コーヒーのカフェイン量はどれくらい?監修医が摂取量や過剰摂取の症状を解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
大沼 さやか(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「カフェイン」とは?

カフェインは、コーヒー豆や茶葉、カカオ豆などに含まれる成分で、私たちの生活の中ではコーヒーやお茶といった飲み物を通じて最も多く摂取されています。また、コーラなどの清涼飲料水には、苦味を加える目的で食品添加物としてカフェインが使用されることもあります。
カフェインを過剰摂取すると現れる症状

不眠
カフェインの摂取によって、入眠が難しくなる、あるいは寝ついても途中で目が覚めやすくなるといった影響が出ることがあります。ベッドで過ごす時間に対して実際に眠れた時間の割合が減るなど、睡眠の質を低下させる要因にもなります。
症状が気になる場合は、「カフェインを取りすぎてしまった際の対処法」を参考にしながら対策を試みましょう。必要に応じて内科を受診することも検討してください。
下痢
カフェインは消化器系を刺激する作用があり、人によっては下痢を引き起こすことがあります。特に空腹時や大量摂取後に起こりやすい傾向があります。
まずは対処法を試し、それでも症状が続く場合は内科または消化器内科で相談すると安心です。
胎児の発育への悪影響
妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合、胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。特に低体重での出生リスクが報告されています。
カフェインの摂取量を見直しながら対処を行い、心配な場合は産婦人科での相談をおすすめします。
慢性片頭痛のリスクが高くなる
カフェインの過剰摂取は、慢性片頭痛のリスクを高める可能性があります。慢性片頭痛とは、1カ月に15日以上の頭痛があり、そのうち8日以上が片頭痛の特徴を示すものです。
離脱症状(頭痛や倦怠感)を避けるため、急激な中止ではなく徐々に減らすことがポイントです。
症状が強く出ている場合には、脳神経内科や頭痛専門外来での受診を検討してください。
カフェインを取りすぎてしまった際の対処法

摂取を控える
カフェインの影響を軽減するために、コーヒーや紅茶、エナジードリンクの摂取を控えましょう。
水分補給を意識する
カフェインの排出を促すために、適量の水をこまめに摂取することが重要です。
スポーツドリンクや経口補水液は、水分とミネラルを補給しながら体調を回復させるのに役立ちます。
一度に大量の水を飲むのではなく、少量ずつ頻繁に飲むことで、効率的にカフェインを排出できます。
電解質を補う
カフェインの利尿作用で不足しがちな電解質を補うことで、体調のバランスを整えられます。
カリウムを多く含む食品:バナナ、ほうれん草
マグネシウムを含む食品:ナッツ類、種子類
アルコールや糖分の多い飲み物は控える
これらの飲み物は体内の水分保持を妨げ、カフェインの排出を遅らせる可能性があるので控えましょう。
カフェインを含まない飲み物を選ぶ
カモミールティーやミントティーなどのハーブティーは、心を落ち着けるリラックス効果が期待でき、寝る前の一杯にもぴったりです。
また、麦茶やデカフェの飲み物もおすすめです。これらはカフェインを含まない、あるいは微量しか含まれていないため、神経を刺激することなく、穏やかな気分を保つのに役立ちます。
「コーヒーのカフェイン量」についてよくある質問

ここまでコーヒーのカフェイン量について紹介しました。ここでは「コーヒーのカフェイン量」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
一日のカフェイン摂取量はコーヒー何杯分になりますか?
大沼 さやか 医師
一日に摂取してよいカフェインの量は、年齢や健康状態によって異なりますが、一般的な目安として、健康な成人であればコーヒー約4〜5杯分(カフェイン換算でおよそ400mg)までが適量とされています。ただし、カフェインは片頭痛の誘因になったり、常用している人が急に摂取をやめた場合には「カフェイン離脱症状」として頭痛や倦怠感が起こることもあるため、こうしたリスクを避けたい方は、1日2〜3杯程度に抑えるのが理想的です。
また、妊婦さんの場合は胎児への影響を考慮し、1日2〜3杯(200〜300mg以内)までが推奨されています。子どもや青少年に関してはより慎重になる必要があり、体重1kgあたり2.5mg以下が望ましいとされています。たとえば体重50kgの子どもであれば、コーヒーは1日1杯半程度が限度となります。
カフェイン200mgはコーヒー何杯分になりますか?
大沼 さやか 医師
一般的な目安として、レギュラーコーヒー(浸出液)1杯(約150mL)には約90mgのカフェインが含まれているため、およそ2.2杯分に相当します。一方、インスタントコーヒーの場合は1杯あたり約85mgのカフェインを含むとされており、この場合は約2.3杯分が200mgにあたります。
編集部まとめ
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、エナジードリンク、チョコレートなどにも含まれ、知らずに摂りすぎてしまうことがあります。適量であれば集中力を高めるなどの効果が期待できますが、過剰摂取は不眠や体調不良の原因になることも。飲み物の種類や1日のバランスに気を配り、エナジードリンクや医薬品との併用、アルコールとの同時摂取には注意しましょう。日々の摂取量を意識して、カフェインと上手に付き合うことが大切です。
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