膵臓がんの「ハイリスク群」とはどんな人?なりやすい生活習慣と予防のポイント【医師解説】

膵臓がんは、国内でがんによる死亡者数が第4位と高く、難治性のがんとして知られています。早期発見が困難で、見つかったときには進行しているケースが多いのが理由のひとつのようです。そこで膵臓がんのハイリスク群はどのような人なのかや生活習慣と関係あるのかなどについて、「かわぐち消化器内科」の川口義明先生に解説してもらいました。

監修医師:
川口 義明(かわぐち消化器内科)
編集部
ほかに、膵臓がんのリスクが高い人とはどういう人ですか?
川口先生
膵臓がんの家族歴がある人、糖尿病を新たに発症した人や悪化した人、慢性膵炎の患者さん、膵のう胞を持つ人などは膵臓がんのハイリスク群です。また、喫煙や過度な飲酒、肥満などもリスクを高める要因となるため、これらに該当する人は特に注意が必要です。
編集部
生活習慣とも関連があるのですね。
川口先生
はい。膵臓がんのリスクを減らすためには、禁煙、過度な飲酒を避ける、バランスのよい食事を心がける、適度な運動をおこなうなど、健康的な生活習慣を取り入れることが重要です。また、糖尿病や慢性膵炎を抱えている方は、適切な治療を続けることでリスクを下げることができます。もちろん、定期的に検診を受けることは非常に大切です。
編集部
どのような医療機関で検診を受けたらよいでしょうか?
川口先生
膵臓がんの検診を受ける際は、膵臓疾患に詳しい消化器内科医がいるクリニックを選ぶとよいでしょう。また、例えば当院のようにEUSなどの高度な検査を実施している医療機関であれば、より詳細な診断も可能になります。
編集部
最後に、メディカルドック読者へのメッセージがあればお願いします。
川口先生
がんは怖い病気ですが、過度に恐れることなく、定期的な検診で画像検査(エコー、CT、MRI)を受けて早期発見・早期治療することが重要です。先ほど解説したリスクに当てはまる人はもちろん、特に当てはまるリスクのない人でも、50歳を過ぎたら一年に一回の検診を受けましょう。可能であれば、EUSを受けることもお勧めします。
※この記事はメディカルドックにて<「膵臓がんになりやすい人」とはどういう人? 早期発見が難しい理由も医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。



