「生活習慣病」はなぜ怖い?自覚症状なく進行するリスクを医師が解説

生活習慣病は初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが多く、放置すると深刻な健康リスクにつながる可能性があります。そこで、生活習慣病のリスクについて、「そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院」の薗田憲司先生に解説してもらいました。

監修医師:
薗田 憲司(そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院)
編集部
生活習慣病とは何ですか?
薗田先生
生活習慣病とは、不健康な食事や運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が原因で発症すると言われている病気の総称ですが、実際は、生活習慣だけでなく遺伝的要因も強いと言われています。代表的なものには高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化、メタボリックシンドロームなどがあります。
編集部
生活習慣病はなぜ怖いのですか?
薗田先生
まず一つは、生活習慣病は初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行するという点です。そしてもう一つは、生活習慣病が進行すると動脈硬化になり、脳梗塞や心筋梗塞、心不全、腎不全、下肢動脈閉塞など、さまざまな病気を引き起こして、時には命も脅かしてしまうという点です。
編集部
動脈硬化についても説明をお願いします。
薗田先生
動脈硬化は、血管の内壁にコレステロールなどが蓄積し、血管が硬くなったり、狭くなったりする状態です。一度なってしまうと、自然に元に戻ることはなく、どんどん血流が悪化していってしまいます。
※この記事はメディカルドックにて<生活習慣病で「足切断」「透析」になる人・ならない人の分かれ目とは 医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




