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「たかが頭痛」と我慢しないで!緊張型頭痛の慢性化を防ぐセルフケアと薬物療法【医師解説】

 公開日:2025/12/22

頭痛に悩む現代人はかなり多く、生活に支障が出てしまう人も少なくありません。頭痛には種類があり、ストレスと深く関係する頭痛もあるのだそうです。今回は、緊張型頭痛の予防法と対処法について「あい内科クリニック」の柳本先生に解説していただきました。

柳本 昌子

監修医師
柳本 昌子(あい内科クリニック)

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東邦大学医学部卒業。その後、済生会若草病院内科、国立循環器病研究センター脳神経内科、介護老人保健施設みやじま、間中病院で経験を積む。2002年、神奈川県横浜市に「あい内科クリニック」を開院。日本医師会認定産業医。

編集部編集部

緊張型頭痛の予防法はありますか?

柳本 昌子先生柳本先生

ストレスを溜めないことが予防のポイントです。適度な運動やリラクゼーション、十分な睡眠を心がけましょう。また、長時間同じ姿勢を避け、定期的にストレッチをおこなうことで首や肩の筋肉の緊張をほぐすことも有効です。加えて、マインドフルネス(瞑想)やヨガによる頭痛予防や痛み軽減の効果も、統計学的に立証されつつあり、昨今注目されています。

編集部編集部

緊張型頭痛が起きたときの対処法についても教えてください。

柳本 昌子先生柳本先生

痛みが出たときは、温かいタオルで首や肩を温め、血行を促進することが有効です。また、軽いストレッチやマッサージで筋肉の緊張を和らげましょう。痛みが強い場合には、市販の鎮痛薬(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)が一時的な緩和に役立つこともあります。

編集部編集部

緊張型頭痛が慢性化した場合はどうすればいいですか?

柳本 昌子先生柳本先生

頭痛が頻繁に起きる場合や慢性化してしまった場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。その際は、お近くの「頭痛外来」や「頭痛専門外来」などを受診するといいでしょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

柳本 昌子先生柳本先生

緊張型頭痛は市販の薬で改善する人も多いですが、薬を飲みすぎることでかえって治りにくくなる場合があります。特に市販されているロキソニンやイブクイックなどの薬は効果が高いため、頼りすぎて受診を後回しにしてしまう人は少なくありません。もし市販薬を飲み過ぎて効果を感じにくくなったり、症状に不安を感じたりした場合は、我慢せず医療機関を受診することをおすすめします。「たかが頭痛で病院に行っていいのだろうか?」と迷うかもしれませんが、ハードルを高く考えず気軽に相談してくださいね。

※この記事はMedical DOCにて<ストレスが「頭痛」を引き起こすのはご存じですか? ロキソニン飲み過ぎのリスクや対処法も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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