切らずに小顔? たるみ・エラ張りを解消する治療法を医師解説

「スタイルが良く見える」「目鼻立ちがはっきりして見える」などの理由で、小顔に憧れる人は多いと思います。しかし、マッサージや美顔器などによるセルフケアで小顔にしようとするのは難しいものです。そんなときに活用したいのが、美容施術です。今回は、切らない美容整形で小顔に見せるにはどのような治療があるのか、「アンジークリニック」の名倉先生に解説していただきました。

監修医師:
名倉 直彌(アンジークリニック)
編集部
ボトックス注射以外には、どのような小顔治療がありますか?
名倉先生
現在、高い人気を誇るのが「糸リフト」や「スレッドリフト」と呼ばれる治療です。特殊な糸を皮膚のなかに埋め込み、たるみを改善する治療法です。従来、顔のたるみを改善するにはメスを入れて筋肉をリフトアップする「フェイスリフト」という治療がおこなわれてきましたが、糸リフトであればメスを入れる必要がないので、施術跡がほとんど残らず、気づかれにくいという特徴があります。
編集部
糸リフトはどのような人に適しているのでしょうか?
名倉先生
加齢や紫外線の浴びすぎなどによるたるみが原因で、顔が大きく見えるのが悩みという人に適している治療法です。糸リフトの治療をおこなうとフェイスラインが引き締まり、小顔効果が得られるだけでなく、肌のハリや弾力がアップしたり、若々しく見えたりといった効果も期待できます。
編集部
小顔だけでなく色々な効果があるのですね。
名倉先生
糸リフトは適切に治療をすると、2~3年小顔効果が持続します。また、皮膚の内部を治療することで、たるみにくくする効果も期待できます。
編集部
顔が大きく見える原因によって治療法を選択することが必要なのですね。
名倉先生
生まれつきの骨格や体格が原因となって顔が大きく見えている場合には、直接骨を削ったり、骨格矯正が必要になったりすることもあります。また、脂肪が多い場合には特殊な超音波を当てて皮膚の深層にある筋膜を収縮させ、筋膜をキュッと引き締める「HIFU」などの治療が有効になる場合もあります。あとは、「硬いものやガムを好んで食べる」といった日常的な習慣を改めることも大切です。そうしたセルフケアをおこなっても顔が大きく見えて困るという場合には、ぜひ専門医にご相談ください。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
名倉先生
顔が大きく見える原因には様々なものがあり、治療効果を期待するには、原因を正しく見定めてくれる医師にかかるのが一番です。まずはカウンセリングを受け、顔が大きく見える原因の診断をしてもらい、それに適した治療を提案してくれる医師を選びましょう。
※この記事はMedical DOCにて<顔が大きく見える原因はご存じですか? 小顔になる治療法の種類・持続期間も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。