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月に3日以上の頭痛を我慢していませんか? 受診すべき理由と最新治療法【医師解説】

 公開日:2025/11/27
片頭痛の治療法・予防法

頭痛に悩む日本人は多いと言われています。特に片頭痛は、日常生活に支障をきたすことも多く、適切な管理が重要なのだそうです。予防薬を使用することもできるようですが、「薬を飲み続けて問題はないの?」と不安のある人もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、片頭痛の治療法や予防法について、「つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック」の寺尾先生に解説していただきました。

寺尾 健

監修医師
寺尾 健(つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック)

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日本医科大学卒業。その後、日本医科大学脳神経外科学教室に入局。谷津保健病院や津田沼中央総合病院などで脳神経外科医として経験を積む。2024年9月、千葉県習志野市に「つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック」を開院。医学博士、日本脳神経外科学会専門医、日本認知症予防学会認知症予防専門医、日本頭痛学会頭痛専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター。

編集部編集部

片頭痛の治療について教えてください。

寺尾 健先生寺尾先生

痛みの発作時には、鎮痛薬が用いられます。痛みの強さや頭痛が表れてからの時間などにより、いくつかの選択肢があります。また、症状に応じて吐き気を抑える薬などを併用することもあります。

編集部編集部

片頭痛の予防療法もあるのですか?

寺尾 健先生寺尾先生

片頭痛が月に2回以上、もしくは生活に支障をきたす頭痛が月に3日以上ある場合には、予防的な薬物療法が検討されます。様々な予防療法がありますが、特に、2021年からは「抗CGRP関連抗体薬」という片頭痛に特化した予防療法も実施されています。薬物療法と合わせて、十分な睡眠や適度な運動、規則正しい生活、ストレス管理など、生活習慣の見直しも重要です。

編集部編集部

片頭痛の予防薬は、飲み続けても大丈夫なのでしょうか?

寺尾 健先生寺尾先生

安全性や副作用を確認しながらであれば、飲み続けても問題ありません。ただ、漫然と飲み続けるのではなく、半年〜1年くらい飲み続けた後は、定期的な見直しをおこない、効果があればやめてみるなど、臨機応変に対応していくことが大事です。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

寺尾 健先生寺尾先生

頭痛で悩んでいる人は、たくさんいらっしゃいます。そして、そのほとんどが「病院にかかるほどではない」と我慢しているようですが、専門の診療科できちんと治療すれば、頭痛のない生活も望めます。「頭痛がなくなることで生活が様変わりした」「人生が変わった」という人もたくさんいるので、たかが頭痛と思わずに病院にかかってみてはいかがでしょうか。

※この記事はMedical DOCにて<「片頭痛」の特徴的な症状はご存じですか? 予防薬を飲む際の注意点や対処法も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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