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シミは化粧品では消せない? 医師が毎日実践するシミ予防&治療の秘訣とは

 公開日:2025/11/29
皮膚科医が実践しているシミ対策を伝授

「シミ」はある日突然できるのではなく、日々の習慣のなかで少しずつ形成されていきます。そのため、シミを防ぐには正しいお手入れなど、日々継続することが重要です。それでは、シミ治療に詳しい皮膚科医は、一体どのような対策をしているのでしょうか。「さおり皮ふ科クリニック」の山本先生に伝授していただきました。

山本 佐織

監修医師
山本 佐織(さおり皮ふ科クリニック)

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山梨大学医学部卒業。その後、甲府共立病院、山梨大学医学部附属病院、北杜市立甲陽病院などで経験を積む。2020年7月、山梨県韮崎市に「さおり皮ふ科クリニック」を開院。日本皮膚科学会専門医。

編集部編集部

先生が実践しているシミ対策はありますか?

山本 佐織先生山本先生

まずは徹底した紫外線対策を心がけています。特に日焼け止めは重要で、SPF50、PA++++以上の日焼け止めを一年中、2時間に1回塗り直しています。室内にいるときでも、窓がある部屋なら紫外線は常に降り注いでいるので、日焼け止めはこまめな塗り直しが必要です。

編集部編集部

紫外線対策がまずは重要なのですね。

山本 佐織先生山本先生

はい。そのほかにも、外出するときには深めの帽子を被り、顔が半分隠れるようなマスクを着用しています。

編集部編集部

それくらい気をつけていたら、シミができることはないですか?

山本 佐織先生山本先生

それでもやはりシミができてしまうことがあるので、その場合にはできるだけ小さいうちにピコレーザーを照射して取り除いています。濃いシミや大きいシミだと2回以上、治療が必要なことがありますが、薄くて小さいシミの場合には、1回で消すことができます。

編集部編集部

そのほか、日常生活で気をつけていることはありますか?

山本 佐織先生山本先生

睡眠不足や偏った食生活など、ターンオーバーを遅らせる生活習慣は避けるようにしています。また、普段からサプリメントでビタミンCを多く摂取することも意識しています。ビタミンCは色素沈着を抑制したり、肌の弾力をアップしたりと、美肌づくりには欠かせない栄養素です。普段の食事だけではどうしても摂取量が不足しているので、サプリメントなどを活用して積極的に摂ることが大切です。

編集部編集部

日々の蓄積が大事なのですね。

山本 佐織先生山本先生

そう思います。とにかくシミは治療より予防が大切。特に紫外線対策をしっかりするだけで、だいぶ肌の状態は変わると思います。もしシミができてしまったとしても、できるだけ早めに治療することが肝心です。そうすればダウンタイムも短くて済むので、早めの対策を心がけましょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山本 佐織先生山本先生

シミ治療の効果を謳った化粧品も発売されていますが、現実的に化粧品でシミを治すのは困難です。特に、紫外線によるシミは化粧品では消すことができません。その場合には、ピコレーザーを照射するのが一番手早く、またコストパフォーマンスも良いと思います。最近では医療機器も進化しており、ダウンタイムが短い治療法なども開発されているので、困ったことがあればぜひ皮膚科医にご相談ください。

※この記事はMedical DOCにて<皮膚科医が実践している「シミ対策」を伝授! シミの原因・対処法も解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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