おでこのしわ、どれが効果的? 医師が教えるボトックス・ヒアルロン酸の治療法の選び方

おでこのしわが気になり、様々なセルフケアを試している人も多いと思います。しかし、セルフケアよりも美容外科で治療を受ける方が、おでこのしわの改善が期待できるそうです。一体、どのような治療法があるのかについて、「あきこクリニック」の田中先生に解説していただきました。

監修医師:
田中 亜希子(あきこクリニック)
編集部
どのようにして、おでこのしわは治療することができるのでしょうか?
田中先生
まず、手軽におこなえる治療としては「ボトックス注射」があります。ボトックスは医薬品の名称であり、筋肉を弛緩させる作用や神経伝達物質を抑制する作用があります。ボトックスを注入することで、しわの原因である表情筋の過剰な動きを和らげ、おでこをはじめ眉間や目尻などにできるしわを改善する効果が期待できます。
編集部
ほかには、どのような治療法がありますか?
田中先生
ボトックス注射と同じくらい簡単におこなえる治療として、「ヒアルロン酸注射」があります。ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在している物質であり、水を非常に多く保持する力を持ち、肌のハリと潤いを保ってくれる成分です。おでこのしわ治療では、ヒアルロン酸をおでこ全体に注入します。女性は年齢とともにおでこが平坦になってきますが、ヒアルロン酸によって丸くし、ストレッチすることでしわを目立たなくするのです。
編集部
注射以外にも治療法はありますか?
田中先生
「スレッドリフト」や「RF(高周波)治療」などの治療法もあり、クリニックによって特色が異なります。また、しわができる場所や大きさ、深さなどによっても適切な治療法が異なるので、どのような治療法が適しているか、医師に詳しく確認しましょう。
※この記事はMedical DOCにて<老け顔に見える「おでこのしわ」の原因はご存じですか? 改善方法や治療の選び方も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。