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赤ちゃんの「股関節形成不全」は早期発見がカギ? 治療方法を医師解説

 公開日:2025/11/08
股関節形成不全の治療法

赤ちゃんの足の長さに差があったり、股関節が硬く感じられたりする場合、それは「股関節形成不全(DDH)」の兆候かもしれません。股関節形成不全は早期治療が重要とのことです。今回は、股関節形成不全の治療法を「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」の福田先生に解説していただきました。

福田 慎介

監修医師
福田 慎介(葛西駅前あおぞら整形外科クリニック)

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福岡大学医学部卒業。その後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室、茨城県立こども福祉医療センター(現・茨城福祉医療センター)、那須赤十字病院、埼玉病院などで経験を積む。2024年4月、東京都江戸川区に「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」を開院。日本整形外科学会専門医・認定リウマチ医・認定スポーツ医・認定リハビリテーション医。日本小児整形外科学会、日本股関節学会、日本骨折治療学会、日本骨粗鬆症学会、日本人工関節学会の各会員。

編集部編集部

股関節形成不全と診断された場合、どのような治療があるのですか?

福田 慎介先生福田先生

生後間もない場合は様子を見ることもありますが、基本的には装具療法が選択されます。リーメンビューゲル装具」と呼ばれる装具をつけて、股関節を外向きに保持し、適切な肢位を保っていきます。個人差はありますが、3カ月程度で改善がみられます。

編集部編集部

股関節形成不全の発見が遅くなった場合、どのように治療するのですか?

福田 慎介先生福田先生

1歳を過ぎると、装具療法では改善が期待できないことも多いため、ケースごとに方法を選択していきます。手術となってしまうこともあるため、早期に発見することが重要です。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

福田 慎介先生福田先生

赤ちゃんの股関節について、保護者が不安に思うような症状があったら、すぐに医療機関に相談することをおすすめします。異常がなければそれで安心できますし、股関節形成不全だった場合も、早めに発見できれば治療期間も短くて済みます。相談する際は、エコーでの検査ができる医療機関を選ぶと、適切に検査・対応ができるので、覚えておきましょう。

※この記事はメディカルドックにて<赤ちゃんの「股関節形成不全(DDH)」を疑うサイン・症状はご存じですか? 治療法や早期発見の重要性も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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