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赤ちゃんの歩き方に違和感あれば要注意。「股関節形成不全」の症状を医師解説

 公開日:2025/11/16
股関節形成不全で起こり得る症状と早期発見のポイント

赤ちゃんの足の長さに差があったり、股関節が硬く感じられたりする場合、それは「股関節形成不全(DDH)」の兆候かもしれません。股関節形成不全は早期治療が重要とのことですが、早く気づくにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、股関節形成不全の症状や早期発見のポイントを「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」の福田先生に解説していただきました。

福田 慎介

監修医師
福田 慎介(葛西駅前あおぞら整形外科クリニック)

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福岡大学医学部卒業。その後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室、茨城県立こども福祉医療センター(現・茨城福祉医療センター)、那須赤十字病院、埼玉病院などで経験を積む。2024年4月、東京都江戸川区に「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」を開院。日本整形外科学会専門医・認定リウマチ医・認定スポーツ医・認定リハビリテーション医。日本小児整形外科学会、日本股関節学会、日本骨折治療学会、日本骨粗鬆症学会、日本人工関節学会の各会員。

編集部編集部

股関節形成不全になると、どのような症状が表れますか?

福田 慎介先生福田先生

股関節の可動域制限」や「股関節を動かした際に音がする」などが症状として挙げられます。成長して歩くようになると、「歩き方が左右対称でない」「どちらかの足だけ踏ん張りが効かない」などがみられることもあります。

編集部編集部

股関節形成不全は進行するとどうなるのですか?

福田 慎介先生福田先生

放置すると関節がすり減っていき、やがて「変形性股関節症」へと進行するリスクが高まります。早期に発見し、適切な治療をおこなうことで、進行を抑え、生活の質を維持することができます。

編集部編集部

どうしたら早期に気づけるのでしょうか?

福田 慎介先生福田先生

赤ちゃんは、仮に動かしにくさなどがあったとしても伝えることは難しいため、周りの大人が気にしてあげることが大事です。例えば、おむつ交換のときに「足の開きが悪い」「どちらかの股関節が硬い気がする」「足の長さや太もものしわに左右差がある」「極端に向きぐせがある」といった症状に気がついたら、早めに医療機関を受診しましょう。その際は、超音波エコーを使った赤ちゃんの股関節検診をおこなっている医療機関がおすすめです。股関節の形状や動き、骨格などを確認し、超音波エコーやX線などの検査をすることで診断します。

※この記事はMedical DOCにて<赤ちゃんの「股関節形成不全(DDH)」を疑うサイン・症状はご存じですか? 治療法や早期発見の重要性も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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