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薬やお酒が引き金に… 「急性低血圧」で命を落とすリスクを医師が解説

 公開日:2025/12/04
急性低血圧 危険性

「急に血圧が下がり、意識がもうろうとする」そんな症状は、単なる低血圧ではなく、命に関わる可能性がある急性低血圧かもしれません。慢性的な低血圧とは違い、急性低血圧は予防やコントロールが難しい病態です。その特徴や注意点について、工藤先生に解説していただきました。

工藤 孝文

監修医師
工藤 孝文(工藤内科)

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みやま市工藤内科 院長・糖尿病内科医・漢方医・統合医療医。福岡大学医学部を卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、福岡県みやま市の工藤内科にて、糖尿病内科・ダイエット外来・漢方治療を専門に、地域診療を行っている。NHK「ガッテン!」「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ出演多数。著書は50冊以上におよび、Amazonベストセラー多数。YouTube「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」が現在人気を集めている。 
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。

編集部編集部

急性低血圧について詳しく教えてください。

工藤 孝文 医師工藤先生

急性低血圧は、ワクチンや薬剤を投与された場合にアナフィラキシーショックを生じたり、急性アルコール中毒や心臓・血管の病気などが原因でショック症状を生じたりする場合に血圧が急激に低下してしまう病態です。原因にもよりますが、命に関わることもあります。

編集部編集部

急性低血圧は重篤な病態なのですね。

工藤 孝文 医師工藤先生

そうですね。慢性的な低血圧の場合には、ある程度症状をコントロールできることもあります。しかし、急性低血圧では薬剤や病気が原因で急激に生じるため、予防やコントロールを図ることが困難です。

編集部編集部

では、急性低血圧とほかの低血圧とは大きく異なるのですね。

工藤 孝文 医師工藤先生

慢性低血圧の場合にも、急激に血圧が低下すれば重篤な状態に陥る可能性はありますが、生活習慣を整えたり治療を受けたりすることで症状のコントロールを図ることができます。急性低血圧の場合には急激に血圧が低下し予測不能のため、原因によっては命に関わることもあるため、そういった点では大きく異なるといえます。

※この記事はメディカルドックにて【急性低血圧ってどんな状態? どんな時に起きるの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

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