「血圧」が高いとどうなるかご存じですか? 高血圧の診断基準・血圧の目安値を医師が解説!
公開日:2025/03/20

最近、「血圧」は簡便かつ、様々なところで測定できることもあり、身近な健康指標としている人も多いのではないでしょうか? そこで高血圧の健康リスクや、どのくらいで高血圧と診断されるのかについて、すみれが丘そよかぜクリニックの安達 晴己先生にMedical DOC編集部が話を聞きました。
編集部
血圧とは何を数値化したものですか?
安達先生
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の内壁を押す力(圧力)を数値にしたものです。この値は、心臓が1回の拍動で全身に送り出す血液量(心拍出量)や血管の弾力性、血液のサラサラ具合などによって、高くなったり低くなったりするのです。
編集部
血圧が高いとどうなるのですか?
安達先生
高血圧とは、正常より高い血圧が慢性的に続く状態のことをいいます。高血圧の状態が長く続くと、心臓や血管に負担がかかって動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞、そのほかの血管障害、また心不全や腎機能障害などを引き起こすリスクがあります。
編集部
血圧がどのくらいだと「高血圧」なのですか?
安達先生
以前は、140/90 mmHg以上であれば高血圧と診断されていました。しかし、2019年にガイドラインが変わり、 医療機関などで測る「診察室血圧」と自宅で自分で測る「家庭血圧」で、表のように別々の基準が示されるようになりました。
収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
診察室血圧 | ≧140 | ≧90 |
家庭血圧 | ≧135 | ≧85 |
(単位:mmHg)

監修医師:
安達 晴己(すみれが丘そよかぜクリニック)
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佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)卒業後、佐賀医科大学総合診療部(現・佐賀大学医学部附属病院総合診療部)総合診療部や流山中央病院内科、千鳥橋病院附属城浜診療所内科、在宅科などで、内科を中心にプライマリ・ケア、いわゆるかかりつけ医として診療所の外来や訪問診療で経験を積み、2022年11月から現職。日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医。
※この記事はMedical DOCにて<静かなる殺し屋「高血圧」で病院に行くべき目安とは? 治療の目標値も解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。