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高血圧の人は要注意! 飲酒と血圧の関係と血管に与える影響を医師が解説!

 公開日:2025/03/11
高血圧 飲酒リスク

お酒を飲むと血圧が下がると聞いたことはありませんか? 実は、一時的に血管が拡張して血圧が下がるものの、長期的には高血圧の原因になることがわかっています。では、どのように飲酒すれば健康を守れるのでしょうか? 「つぼ内科おなかクリニック」の津保先生に解説していただきました。

津保 勝郎

監修医師
津保 勝郎(つぼ内科おなかクリニック)

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昭和大学医学部卒業後、同大学の大学病院に勤務。社会保険都南総合病院(現・東京北医療センター)や東京都保健医療公社荏原病院に勤務後、つぼ内科おなかクリニックを開院。専門は一般内科、消化器内科。幅広い症状に対する初期診断をはじめ、胃カメラやピロリ菌除菌など専門的な治療まで行っている。

編集部編集部

お酒を飲むと血圧に変化はあるのですか?

津保先生津保先生

お酒を飲むと血管が拡張して血流が良くなります。そのため飲酒中は一時的に、下がります。

編集部編集部

下がるのですね。では血圧が高い人は良い気がしますが……。

津保先生津保先生

いいえ。飲んでいる間、下げるのは一時的にだけで、長い間飲みつづけると、上がり高血圧の原因になると考えられています。また、お酒を飲んだ翌朝にも注意が必要です。

編集部編集部

どういうことでしょう?

津保先生津保先生

アルコールが体内から抜けるときにも血管が収縮するため、血圧がグッと上昇します。また、心拍数が上がり心臓にも負担がかかります。血圧が下がったり上がったりを頻繁に繰り返すと、血管に負担がかかり、血管の老化が早まります。そうすると動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるのです。

※この記事はメディカルドックにて【高血圧の方必見! 血圧を上げないお酒との適切な付き合い方】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

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