「糖尿病」の人に朗報! 新薬が次々と登場している「薬物療法」を医師が解説!

現在、日本では2型糖尿病患者が増加しています。研究によると糖尿病患者数はおよそ1000万人、糖尿病予備軍も含めるとおよそ6人に1人が該当することになるとされています。症状をさらに進行させないためには、早期に適切な治療を開始することが必要になります。今回は糖尿病の薬物療法や日々登場する新薬について、「徳井内科クリニック」の徳井先生に教えていただきました。
編集部
糖尿病の薬物療法では、どのような薬剤を用いるのですか?
徳井先生
近年、糖尿病治療薬は大きく進歩しており、「DPP‐4阻害薬」「SGLT2阻害薬」「GLP‐1受容体作動薬」などの新薬が次々と登場しています。DPP‐4阻害薬とGLP‐1受容体作動薬には似たような働きがあり、インスリンの分泌を助けるだけでなく多彩な効果を有し注目されています。一方、SGLT2阻害薬には、尿に糖を出すことで血糖を下げる働きがあり、体重を減量する効果も期待されます。
編集部
薬物療法を開始する目安はありますか?
徳井先生
2~3カ月ほど食事療法と運動療法を続けても、血糖のコントロールが上手くできない場合には薬物療法の開始を検討します。
編集部
薬物療法は飲み薬のほかにも種類があるのですか?
徳井先生
内服療法のほか、インスリンやGLP-1を自己注射により投与する治療もあります。

監修医師:
徳井 幹也(徳井内科クリニック)
※この記事はMedical DOCにて<【糖尿病治療】自分に合った続けやすい医院選びのポイントを医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。