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「睡眠障害」がどんな病気かご存知ですか? 原因・種類を医師が解説

 公開日:2024/11/12
睡眠障害 どんな種類が?

体は疲れているのになかなか眠れないということはありませんか? もしかしたら「睡眠障害」かもしれません。こうした眠りの病気はどのような原因で起こるのでしょうか。「リブ再生クリニック」の住吉先生を取材しました。

住吉 公洋

監修医師
住吉 公洋(リブ再生クリニック)

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一般企業就職後、岡山大学医学部入学・卒業。岡山大学病院や民間医療機関勤務後の2021年、大阪府大阪市に「リブ再生クリニック」を開院。モットーは、「より幸せに生きたいという願いを支援する診療」。日本睡眠学会会員。

編集部編集部

「睡眠障害」に定義はあるのでしょうか?

住吉 公洋先生住吉先生

睡眠に関連した様々な病気を、まとめて睡眠障害と呼びます。大別すると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)過眠症寝付きが悪いことの総称としての不眠症体内時計が狂う概日リズム睡眠障害、それと夢遊病のような睡眠時随伴症むずむず脚症候群のような睡眠関連運動障害も含まれます。

編集部編集部

そうなると、不眠の原因は分類ごとに異なりますよね?

住吉 公洋先生住吉先生

そうなります。不眠症の原因としてイメージしやすいのは、騒音や個人的な不安などでしょう。ですが、それ以外にも肥満が睡眠時無呼吸症候群(SAS)を引き起こしていることもあります。また、女性不眠症の原因として、女性ホルモン分泌の急激な低下や更年期障害なども考えられます。したがって、個々に不眠の原因を探って対策していきましょうということです。

編集部編集部

からだの病気のほか、「こころの病気」もありそうです。

住吉 公洋先生住吉先生

入眠障害や中途覚醒自体にお悩みで、悪循環に陥るようなケースですね。また、寝られないのではなく、過眠症に分類される「ナルコレプシー」という病気もあります。別名、「日中の居眠り病」とも言われていて、突然、気を失ったように眠りに落ちてしまいます。居眠りという症状自体も心配ですが、生活への支障を悩まれる人もいらっしゃるでしょう。

編集部編集部

睡眠が足りないに限らず、寝すぎることも障害の一形態ということですか?

住吉 公洋先生住吉先生

そういうことです。ヒトは本来、「意識を覚醒させておく」という能力を持ち合わせています。しかし、何かしらの原因によってこの能力が低下すると、いつも眠たい状態を続けてしまうのです。この状態も障害の一形態でしょう。

※この記事はMedical DOCにて【「睡眠障害」の原因を医師が解説! 症状や治療法・日常的な対策もご紹介】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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