眼科では何をするの? 検査と治療の詳細、受診の流れ 他の診療科目との違いとは
眼科では、どのような治療・検査が受けられるのか、また受診したときの診察の流れについて、前橋みなみモール眼科の高橋先生に教えてもらいました。眼科は内科などと異なり、「診察の前に検査をおこなう」のが特徴だそうです。
※この記事はMedical DOCにて【「こんな目の異常があったら眼科へ!」眼科医が受診の目安と眼科で受けられる治療を紹介】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修医師:
高橋 大樹(前橋みなみモール眼科)
編集部
眼科では、何をするのでしょうか?
高橋先生
例えば、飛蚊症の自覚がある場合は、眼底検査をすることで網膜剝離などの失明に至る重大な病気を発見することができます。早期発見できれば、手術には至らずにレーザー治療をおこなうこともできます。また、「年だから仕方ない」と思われがちな白内障も、進行を遅くする点眼薬で対策を講じることができます。総じて、眼科へ受診していただければ、薬の処方や眼鏡の調整、レーザー、手術など、適切な対処ができます。
編集部
受診の流れについて教えてください。
高橋先生
まずは、症状の現れた時期やきっかけなどについての情報を問診で伺います。その後、視力検査や眼圧検査などの「一般検査」をおこない、それから診察となります。診察の前に検査をおこなうのは内科などとは少し順番が異なるので、戸惑う人もいらっしゃるかもしれませんね。検査結果が出揃った段階で診察をして、診断や治療について説明させていただいたり、さらなる検査をしたりします。
編集部
さらなる検査とは?
高橋先生
例えば、緑内障が疑われるのであれば「OCT(眼底三次元画像解析装置)」を使って網膜の厚みを調べたり、視野検査をおこなったりします。また、アレルギーがある場合はアレルゲンを特定するための採血検査もします。症状や疑われる病気によって必要な検査をおこないます。