「肝斑」の予防法を医師が解説! 「肌をゴシゴシ洗うのはNG」「日焼け対策は鉄則」
「肝斑」を予防するには肌の刺激を減らしたり、ホームケアに力を入れたりすることが必要です。今回は、肝斑を悪化させるNG行為やセルフケア方法を「NIメディカルクリニック」の中野先生に解説していただきました。
監修医師:
中野 希(NIメディカルクリニック)
編集部
肝斑の予防法について教えてください。
中野先生
まずは「肌への刺激」を減らすよう心がけましょう。20~30代で肝斑ができてしまう女性は、肌への刺激が原因であることが多いように思います。そのため、毎日のメイクや洗顔などで、強く擦るのを控えるようにしましょう。メイクの際、例えばチークを塗るときにブラシを横に動かすのではなくポンポンと優しくのせる、クレンジングや洗顔のときは、手で強く擦らずにたっぷりの泡で優しく洗うなどを心がけてみてください。また、洗顔後のタオルドライも、水分を「拭き取る」のではなく「吸い取る」イメージで丁寧にしてあげてください。
編集部
正直、結構ゴシゴシ洗っていました……。
中野先生
意識しないと、どうしても力が入ってしまう人は多いと思います。そういう場合は、こすらなくてもいい泡タイプの洗顔料や化粧水に変えてしまうのも効果があると思います。あとは、紫外線対策をしっかりおこないましょう。「日焼けをしない」のは、肝斑予防の鉄則です。
編集部
スキンケアを変えるだけで効果があるのですね。
中野先生
そうですね。セルフケアで肝斑を完全に消すのは難しいとされていますが、薄くするにはスキンケアを変えるのが効果的です。ホームケアとしては、飲み薬を飲んだり、肝斑を消す成分が入っているドクターズコスメを使ったりするのも効果的です。これらは、美容皮膚科で処方してもらえます。