【知ってた?】泌尿器科受診で脱いだり、陰部(生殖器)を見せる必要はほとんどない
泌尿器科では、膀胱炎なら問診と尿検査で診断。ほかの疾患でも、問診・尿検査のほか、血液検査などで診断可能な場合がほとんどだそうです。診察で陰部などを見せることに抵抗がある方のために、受診時の実際のところを佐々木クリニック泌尿器科 芝大門の佐々木先生に教えてもらいました。
監修医師:
佐々木 裕(佐々木クリニック泌尿器科 芝大門)
編集部
「泌尿器科」は、特に女性にとっては少しハードルが高いですよね。
佐々木先生
そうかもしれませんね。しかし、例えば頻尿や排尿痛の原因となる「膀胱炎」は、男女比が1対5.6と、女性の方が圧倒的に多い病気です。きちんと治療すれば数日で良くなりますので、恥ずかしがらずに受診していただけたらと思います。
編集部
実際に陰部を診察したりはしないのですか? 少し不安です。
佐々木先生
膀胱炎の場合は、問診と尿検査で診断がつけられます。それ以外の疾患でも、問診・尿検査のほか、血液検査や超音波(エコー)検査などで診断可能な場合がほとんどです。実際に陰部を診察することはほとんどなく、やむを得ず診察する場合も、必ず患者さんの同意を得て、プライバシーに配慮した状態で行いますのでご安心ください。また、最近では女性の泌尿器科の先生もたくさんいらっしゃいますので、近隣で探して受診してみてはいかがでしょうか?
編集部
実際、女性も多く受診されていますか?
佐々木先生
そうですね。若い方もお年寄りの方も、多くの女性が泌尿器科を受診されています。最近は、尿検査もトイレがきちんと男女で分けられていたり、尿を提出する場所もプライバシーに配慮されていたりするクリニックがたくさんあります。問診票を医師以外の人に渡すのが恥ずかしいという人向けには、Webで問診票が提出できるところもありますよ。