「頭痛になりやすい人の4つの特徴」を医師が解説 正しい食生活で頭痛を予防しよう
なかめぐろ脳神経外科・内科 頭痛クリニック院長の青山先生によると「極端なダイエットをしている人は片頭痛を起こしやすくなる」そうです。なぜダイエットと頭痛が関係しているのでしょうか。その他、頭痛が起こり安くなる食生活について、詳しく伺いました。
監修医師:
青山 尚樹(なかめぐろ脳神経外科・内科 頭痛クリニック)
編集部
空腹時の頭痛はダイエットも関係しているのでしょうか?
青山先生
頭痛にはさまざまな種類がありますが、片頭痛は心身のリズムや体内のホルモン変化が誘引となって起きることが多く、ダイエットもそのひとつ。極端なダイエットをしている人は血糖値が乱高下しやすくなり、その結果、頭痛を引き起こしやすくなるのです。
編集部
食事の取り方(たとえば1日1食である、間食が多いなど)も頭痛と関係がありますか?
青山先生
たとえば1日1食しか取らない人は、自然と食事と食事の間が長くなり、必然的に低血糖になりやすくなりますから、頭痛を起こしやすいと言えるでしょう。また、間食で甘いものを多く摂取する人は血糖スパイクを起こし、血糖値が乱高下しやすくなります。これも頭痛の原因になります。
編集部
ほかに、頭痛を起こしやすい食習慣はありますか?
青山先生
きちんと食事をしていても、頭痛が起きやすいという人がいます。その場合はもしかしたら、炭水化物(糖質)の摂取量が多すぎるのかもしれません。
編集部
なぜ、炭水化物(糖質)が多いと頭痛が起きやすくなるのですか?
青山先生
これも、炭水化物(糖質)が多いと血糖値が乱高下しやすくなるからです。特に昼食は要注意。お勤めをされている方などは、昼食を短時間で済ませなければならないので、さっと食べられる丼ものや麺類に偏りがちです。しかし、そうなるとどうしても糖質中心の内容になってしまいます。夕方になると頭痛が起きるという人は、もしかしたら昼食の内容に原因があるのかもしれません。