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【闘病】更年期障害だと思っていたら「直腸がん」だった…まさかの診断結果と生活の変化

 更新日:2025/02/12

疲労感や体重減少などの異変が生じながらも、「更年期のせい」と思い込んでいたChisaさん(仮称)。しかし、血便が出るほど症状が悪化して受診したところ、「直腸がん」であることが発覚したそうです。そんなChisaさんに、直腸がんが判明したときの心境や生活の変化について語っていただきました。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2021年11月取材。

Chisaさん

体験者プロフィール
Chisaさん(仮称)

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兵庫県在住、1975年生まれ。家族構成は長女(大学生)、長男(小学生)の3人家族。診断時の職業は会社員。2019年8月大腸がん(ステージ3C)を発症し手術を2度受ける。2019年10月から抗がん剤による治療中。現在も治療を続けながら仕事をし、副作用で体調の悪い時もありながらも治療前と同じように家事や育児に奮闘し、毎日楽しく頑張っている。

疲労と体重減少、そして体中の痛み

疲労と体重減少、そして体中の痛み

編集部編集部

最初に気づいた症状を教えてください。

ChisaさんChisaさん

疲れやすくなったな、体重が減ったな、これが一番最初に気づいた異変でした。しかし日々の忙しさを言い訳にし、年齢のせいだろうと思い込んでいました。その後どんどん体重が減り、体中に痛みが出て……。それでも更年期かな、と思っていました。

編集部編集部

しかし、症状が悪化したのですね。

ChisaさんChisaさん

自分でも「これはやばい、これは更年期ではない」と思ったのは、便秘と下痢が続き血便まで出るようになってからです。そこで初めて病院へ行きました。

編集部編集部

診断のためにどのような検査を受けましたか?

ChisaさんChisaさん

最初は、ストレス性のものという診断だったのですが、絶対にそうではないという自信があり、先生に頼み込んでCT検査をしてもらったところ、「ちょっとダメなものが映っている」と言われました。すぐに内視鏡検査を受け「間違いなく、良くないものです」と説明されました。

編集部編集部

病気が判明した時の心境を教えてください。

ChisaさんChisaさん

「……だろうね」という感じでした(笑)。こんなにしんどいのですから、当たり前だと思いました。逆に病気だってハッキリ分かってスッキリしました。

手術、そして抗がん剤の治療へ

手術、そして抗がん剤の治療へ

編集部編集部

どのように治療を進めると説明されましたか?

ChisaさんChisaさん

その後、すぐにがんセンターに紹介されて入院となり、手術説明を受けました。その時は直腸がんを切除し、ストーマ(人工肛門)になると言われました。

編集部編集部

今までの間に、どのような薬を使いましたか?

ChisaさんChisaさん

術後のPET-CTでリンパ節に転移があることが分かったのですが、手術では取りきれない場所にあるため、抗がん剤治療を開始することになりました。最初の抗がん剤はオキサリプラチン、ゼローダ、アバスチンでした。現在はイリノテカン、ティーエスワン、アバスチンです。

編集部編集部

治療開始後、生活にどのような変化がありましたか?

ChisaさんChisaさん

私の場合、病気よりもオストメイト(排泄のためのストーマ(人工肛門)を造設した人のこと)になった事が大きな変化でした。また、抗がん剤の副作用で、投与後数日は思うように動けない日もあります。趣味だったゴルフもマリンスポーツもできなくなりました。

編集部編集部

発症後、仕事にどのような変化がありましたか?

ChisaさんChisaさん

幸いにも会社の理解を得られて、病気になる前と同じ仕事を続けさせてもらっています。通院日のお休みも快くいただけるので、感謝しています。

村上 友太

監修医師
村上 友太(東京予防クリニック)

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医師、医学博士。福島県立医科大学医学部卒業。福島県立医科大学脳神経外科学講座助教として基礎・臨床研究、教育、臨床業務に従事した経験がある。現在、東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医。日本認知症学会、日本内科学会などの各会員。

※この記事はMedical DOCにて<~実録・闘病体験記~ 更年期障害と思っていたら「まさか」の直腸がんだった>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

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