目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. ホワイトニングの効果が左右する! 治療回数と自宅でのケアで白さを長持ちさせる方法【医師解説】

ホワイトニングの効果が左右する! 治療回数と自宅でのケアで白さを長持ちさせる方法【医師解説】

 公開日:2025/12/26

歯を白くするホワイトニングは、効果が実感できるまでの期間や通院回数に個人差があるため、「どのぐらいやれば白くなるのか」という疑問を持っている方も少なくないようです。そこで、ホワイトニングの回数と治療期間について、あんどう歯科・美容皮フ科の安藤先生に解説してもらいました。

安藤 雄基

監修歯科医師
安藤 雄基(あんどう歯科・美容皮フ科)

プロフィールをもっと見る
愛知学院大学歯学部卒業。岐阜県立多治見病院での研修を経て、名古屋市内の複数の歯科医院に勤務。その後、あんどう歯科・美容皮フ科を開院。治療という概念を超えて関わる全ての人の人生をより豊かにすることを理念とし、歯科医療と美容医療の両面からトータルケアを提供。患者さん一人ひとりと誠実に向き合い、長期的な視点での治療とケアを心がけている。また、医療を通じて「幸せ」を提供することをモットーとし、誰もが安心して通える居心地の良い環境づくりに注力している。

編集部編集部

ホワイトニング治療では、最終的にどの程度白くできますか?

安藤 雄基先生安藤先生

ホワイトニングで得られる白さには個人差があり、またその程度にも限界があります。治療の回数によっても異なりますが、一般的に現在の歯の色から1~3トーン程度白くなることが期待できます。

編集部編集部

治療をはじめてからどのぐらいで、白さを実感できますか?

安藤 雄基先生安藤先生

オフィスホワイトニングの場合は1回の治療でも効果を実感できますが、最大限の効果を得るためには2~3回の治療が必要です。さらに白くしたいというご希望がある場合は、最低でも5回程度の治療が必要になります。ホームホワイトニングの場合は毎日行うか、週1回行うかなど、実施頻度によって効果の表れ方が異なり、回数を重ねるほど白くなっていきます。効果が実感できる期間の目安は、2週間~1ヶ月程度です。

編集部編集部

ホワイトニングの効果は個人差が大きいようですが、主にどのような要因で差が生じてきますか?

安藤 雄基先生安藤先生

一番の要因は「治療の回数と頻度」ですが、それ以外に「年齢」も効果の差に影響を与える要因の1つで、若い方の方が白くなりやすい傾向があります。これがは、ホワイトニング剤が主にエナメル質に作用するためで、年齢を重ねるとエナメル質が徐々に薄くなっていくことにより、効果が出にくくなります。ただし、年齢が高いからといって、効果が全くないわけではありません。

編集部編集部

そのほかに、効果の差に影響を与える要因はありますか?

安藤 雄基先生安藤先生

歯の色味やむし歯・歯周病の有無なども効果を大きく左右する要因となります。また、口腔ケアの状態も重要で、日頃から歯磨きをしっかり行い、定期的に歯科医院でクリーニングを受けている方のほうが、ホワイトニングの効果が表れやすい傾向があります。

編集部編集部

生活習慣や食生活による効果の違いはありますか?

安藤 雄基先生安藤先生

日常的な習慣も効果に大きく関わっていきます。例えば、喫煙される方やコーヒー、赤ワイン、カレーなど着色しやすい飲食物を頻繁に摂る方は、効果が表れにくかったり、色が後戻りしやすかったりする傾向があります。

※この記事はメディカルドックにて<歯科医が教える「ホワイトニング」効果を実感できる治療回数・期間、白さ持続のポイント>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修歯科医師