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歯科医師が教える“マウスウォッシュ”の正しい使い方「ミスると逆効果」

 公開日:2024/06/25
その使い方 逆効果かも!?

マウスウォッシュの正しい使い方はご存じですか? 間違えた使い方をすると逆効果にもなり得るそうです。マウスウォッシュの頻度やタイミングについて、「ファースト歯科クリニック」の松本先生に解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【マウスウォッシュにはどんな効果がある? 正しい選び方・使い方、注意点を歯科医が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

松本 高順

監修歯科医師
松本 高順(ファースト歯科クリニック)

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神奈川歯科大学卒業。その後、東京都内の歯科医院で勤務。2006年、神奈川県川崎市に位置する「ファースト歯科クリニック」の院長就任。2010年、「医療法人社団順真会」設立。「患者さんファーストの追求」をコンセプトに、保険治療をはじめインプラント治療や訪問診療、予防治療など幅広い診療を行う。日本歯科医師会、神奈川県歯科医師会、日本歯科予防センター所属。

編集部編集部

マウスウォッシュはいつ、どのタイミングで使うと効果的ですか?

松本 高順先生松本先生

マウスウォッシュは基本的に歯磨きとセットで使用するものですが、「歯を磨いた後」に使うようにしてください。歯に汚れが付着したままだと、せっかくの薬用成分が十分に発揮されないため注意しましょう。一方で、マウスウォッシュには「場所を選ばない」「水がなくても使える」というメリットがあります。したがって、外出先や災害時など、歯磨きができないときにお口を清潔に保つ手段として活用するのも使い方の1つと言えます。

編集部編集部

まずは「歯を磨いてから」が前提なのですね。使用頻度は1日に何回くらいが目安になりますか?

松本 高順先生松本先生

歯磨きの回数と同じく、1日2~3回を目安に使用するといいでしょう。それより頻度が多くても大きなトラブルにはなりませんが、マウスウォッシュも使いすぎると口内が乾燥しやすくなるため注意が必要です。お口の中が乾燥してしまうと細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が強くなったり、むし歯や歯周病のリスクを高めたりと、逆効果になる恐れがあります。使用の際は必ず用量・用法を守るようにしてください。

編集部編集部

マウスウォッシュの正しい使い方を教えてください。

松本 高順先生松本先生

しっかり歯を磨いたら製品に記載された用量をお口に含み、ブクブクうがいでお口全体に行き渡らせます。このとき、すぐに吐き出すと効果が十分に発揮できないため、10~20秒はお口に含んでから吐き出すようにするのがポイントです。また、吐き出した後は水でゆすがず、飲食も30分ほど控える方が効果は得られやすいでしょう。

この記事の監修歯科医師

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