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歯科医が教える「セラミック治療」のメリット・デメリット

 更新日:2024/03/25
セラミック治療 メリット・デメリット

「セラミック治療」のメリット・デメリットはご存じですか? 「赤坂ひろデンタルsmile design & works」の西原先生に解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【「セラミック治療」を受ける前に知っておいた方がいい確認事項を歯科医が解説!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

西原 宗信

監修歯科医師
西原 宗信(赤坂ひろデンタル smile design & works)

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九州大学歯学部卒業。九州大学病院口腔総合診療科にて研修後、2014年よりドイツのフライブルク大学補綴科に所属。帰国後、複数の歯科医院に勤務して研鑽を積む。2022年、東京都港区に「赤坂ひろデンタル smile design & works」を開院。歯科先進国ドイツで習得した知識や技術を活かし、失われた機能の回復に審美性や咬合を考慮した診療をおこなう。日本口腔インプラント学会、日本顎顔面インプラント学会の各会員。

編集部編集部

セラミックは「見た目が綺麗」「劣化しない」「アレルギーがない」「むし歯になりにくい」というほかにも、メリットはありますか?

西原 宗信先生西原先生

歯につける「接着剤」が優れていることもメリットだと思います。セラミックに用いる接着剤は気泡が少なく、さらに化学的な力で歯と接着するため、詰め物と歯との間にほとんどすき間を作りません。つまり、セラミックは「プラークがつきにくいこと」に加えて、「すき間から細菌が入り込まない」という2つの利点で、むし歯の発生を抑えることができるというわけです。見た目が綺麗なのはもちろんですが、歯科医師としてはむしろこちらの利点でセラミックをおすすめしたいですね。

編集部編集部

では反対に、セラミック治療にはどのようなデメリットがありますか?

西原 宗信先生西原先生

患者さんにとってのデメリットは、やはり「価格が高い」という点でしょう。セラミック治療には保険が適用できないため、通常の詰め物や被せ物よりもどうしてもコストがかかってしまいます。また、セラミックは「割れやすい」という欠点があるため、詰め物や被せ物にはある程度の厚みが必要です。そのため、「歯を削る量が金属に比べると多くなる」というのもデメリットになります。

編集部編集部

ほかにもデメリットがあればお願いします。

西原 宗信先生西原先生

セラミックにもいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なる点も気になるところですね。歯科医院によって取り扱ってるセラミックが違うので、それによってメリット・デメリットは変わってきます。治療を受ける前に、しっかりと歯科医師に説明をしてもらうようにしましょう。

この記事の監修歯科医師

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