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「大腸がんの3つの手術法」で”術後の回復が早い方法”は?医師が解説!

 公開日:2026/04/06
「大腸がんの3つの手術法」で”術後の回復が早い方法”は?医師が解説!

大腸がんの手術にはどのような選択肢がある?メディカルドック監修医が、開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援手術の術式の違いや、それぞれの身体への負担を詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「大腸がん手術後」の「仕事復帰」はいつ?知っておきたい支援制度も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山本 康博

監修医師
山本 康博(MYメディカルクリニック横浜みなとみらい)

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MYメディカルクリニック横浜みなとみらい院長
東京大学医学部医学科卒業 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 日本内科学会認定総合内科専門医

大腸がんとは

大腸がんとは盲腸から始まり直腸に至るまでの腸管部分に起きるがんです。大腸がんには良性のポリープががん化したものと、正常な粘膜だった細胞ががん細胞に変化したものの二通りがあります。早期に手術を中心とした適切な治療を行えば問題なく完治する一方で、ある程度進行するまで自覚症状がほとんど出ない特徴があります。
そのため定期的な検診による早期発見が必要です。また大腸がんは食生活の欧米化などに伴い、近年増加傾向にあります。

大腸がんの手術方法

大腸がんの外科手術方法は大きく分けて3つです。開腹手術・腹腔鏡手術・ロボット支援手術があり、腫瘍の大きさや位置、患者さんの体格によって手術方法が変わります。
どの手術でも行うことは変わりませんが、手術の方法により患者さんの肉体的な負担や術後の回復の早さに違いがあります。どの手術方法を選択するかは医師との相談が必要です。ここではそれぞれの手術の具体的な手術内容や肉体的な負担を解説します。

開腹手術

開腹手術は大腸がんの手術のなかでも古くから行われてきた標準的な手術です。結腸に発生したがんを切除する手術を結腸切除術、直腸に発生したがんを切除する手術を直腸切除術と呼びます。
また直腸のなかでも肛門に近い場所にがんが発生し、直腸を切除して人工肛門にする場合を直腸切断術と呼びます。腹部の10~20cmを切開し手術を行うため、患者さんへの負担が高く術後の回復に時間がかかるのが特徴です。医療技術の発展もあり、現在は一部の高度進行がんでのみ採用される手術になります。

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術は腹部に1~5ヶ所の小さな穴をあけ、そこから鉗子や腹腔鏡と呼ばれるテレビカメラを入れて手術を行う方法です。
切開の幅が小さいため体の負担が少なく、術後の回復も早いのが特徴です。腫瘍の大きさや腹腔内の癒着状態によっては適用できない場合もあります。その場合は開腹手術に切り替えるか、手術前に化学療法でがんを小さくしておくといった事前準備が必要です。また早期がんの一部に限られますが、肛門から直接大腸に内視鏡を挿入し手術をする方法もあります。

ロボット支援手術

ロボット支援手術とは多関節のロボットアームを使用した手術方法です。3次元画像情報による立体認識の向上と、手ぶれを補正し安定した手術を行える点が特徴です。
骨盤内の奥深くに位置しほかの臓器とも隣接している直腸のように、精密性の高い手術が必要な部位に有効な手術方法になります。以前は保険適用外のケースが多く高額な医療費がネックでしたが、2018年に直腸がんが保険適用内になり、2022年に結腸がんも含めた大腸がんのロボット支援手術が保険の適用内となりました。
腹腔鏡手術と同様に切開の幅が小さいため体の負担が少なく、術後の回復も早いのが特徴です。

大腸がん手術後の仕事復帰についてよくある質問

ここまで大腸がん後の仕事復帰のケースを紹介しました。ここでは「大腸がん手術後の仕事復帰」によくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

人工肛門を作った場合は仕事復帰が遅くなりますか?

山本 康博医師山本 康博(医師)

開腹手術の場合、人工肛門を作った場合でも仕事復帰のタイミングは変わりません。人工肛門を作る場合は開腹手術と同時に行うからです。腹腔鏡手術と比べた場合には3~4日ほど入院期間は長くなりますが、入院期間は2週間程度です。

手術方法によって仕事復帰までの時期に違いがありますか?

山本 康博医師山本 康博(医師)

腹部に1~5ヵ所の小さな穴を空ける腹腔鏡手術やロボット支援手術と比べると、10~20cmを切開する開腹手術のほうが術後の回復に時間がかかります。そのため3~4日ほど入院期間に違いが出ますがそれでも2週間程度です。

編集部まとめ

大腸がんの手術から問題なく復職できるケースがすべてではありません。仮に合併症などを起こした場合には長期にわたる入院が必要な場合もあります。

このようなときにさまざまな支援制度を利用すれば安心して入院生活を送れます。とはいえ大腸がんにかからないことが一番重要です。

定期健診などを利用し、早期検査・早期発見に努めましょう。

大腸がんと関連する病気

「大腸がん」と関連する病気は3個程あります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

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この記事の監修医師

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