“目に良い”は本当だった! 「ブルーベリー」の知られざる効果を管理栄養士が解説

「ブルーベリーは目に良い」とよく耳にしますが、それは本当なのでしょうか。加齢や目の疲れに効果がある一方で、「食べれば視力が回復する」というのは誤解もあるようです。気になるブルーベリーの本当の効能について、管理栄養士の三樹さんに解説していただきました。

監修管理栄養士:
三樹 彩夏(管理栄養士)
編集部
ブルーベリーが「目に良い」というのは本当ですか?
三樹さん
ブルーベリーが目に良いというのは本当です。第二次世界大戦中に薄明かりでも敵機がはっきり見えていたパイロットが、ブルーベリージャムを毎日多量に食べていたことから研究が始まりました。
編集部
ブルーベリーにはどんな効果があるのですか?
三樹さん
加齢や目の使いすぎによるしょぼつき、かすみ、ぼやけの予防・改善に効果的です。また、目の網膜を強くすることで、夜盲症を予防する働きがあります。夜盲症とは、暗いところで目が順応できず、見えにくくなってしまう病気です。別名「とり目」とも呼ばれています。
編集部
ブルーベリーを食べていれば視力が良くなるのでしょうか?
三樹さん
残念ながらブルーベリーを食べたからと言って、既に落ちた視力が戻ることはありません。わたしたちは遠くのものを見るとき、目の周りの筋肉「毛様体筋」が水晶体の厚さを調整することでピントを合わせています。しかしブルーベリーの作用は、このピント調節機能には働かないので、視力が戻ることはありません。
※この記事はメディカルドックにて【ブルーベリーが目にいいって聞くけど本当? どんな効果があるの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。