炭水化物はどのくらい減らすべき? ダイエットのススメを管理栄養士が解説

「炭水化物を減らした方が痩せやすい」とはよく聞きますが、では実際にどのくらい減らせばよいのでしょうか。やみくもに主食を抜くのはリスクもあり、健康的に続けるためには“適量”を知ることが大切です。管理栄養士の永野さんに解説していただきました。

監修管理栄養士:
永野 ゆう子(管理栄養士)
編集部
炭水化物を減らす量はどのくらいを目安にしたらいいですか?
永野さん
参照:農林水産省「食事バランスガイド」について
編集部
こちらの栄養バランスガイドについて、解説をお願いします。
永野さん
コマは、上から「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」という5つのグループで表現されています。コマのイラストは、2200±200kcal(基本形)を想定した料理例が表現されています。身体活動量が「低い」成人男性、活動量が「ふつう以上」の成人女性が1日に食べる量の目安になります。
編集部
栄養バランスガイド参考に、どのような食事をすればダイエット効果があるのですか?
永野さん
こちらを参考にすると主食は5~7つ(SV)と記載があります。このエネルギー量が目安の方は一日あたり5~7つ(SV)主食をとるのが適量ですので、この範囲でまずは減らしてみてください。そして主食を減らすだけではなく、運動も並行して行うと、ダイエットが成功しやすいと思います。運動することで、消費エネルギー量が増えるだけでなく、基礎代謝量も上がりますので、痩せやすい身体になり、健康的なダイエットができると思います。
※この記事はメディカルドックにて【炭水化物抜きダイエットは痩せる? 痩せない? 正しい方法を管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。