コーヒーで「貧血」になることはご存じですか? 適切なコーヒーの量・飲み方を管理栄養士が解説!
公開日:2025/04/10

「コーヒーを飲みすぎると貧血になる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。そこで今回は、貧血にならないためのコーヒーの飲み方について管理栄養士の牧さんに解説してもらいました。
編集部
コーヒーの飲み方でできる工夫はありますか?
牧さん
前述したように、食事の直前直後はコーヒーを飲まないようにするのがいいでしょう。食事で摂った鉄分がタンニンと結びつき吸収を阻害してしまうので、鉄とタンニンを同時に摂取しないように注意が必要です。飲むタイミングは、食事の前後、30分~1時間くらい時間をあけることをおすすめします。
編集部
貧血にならないためにどのくらいの量が適切ですか?
牧さん
コーヒーの適量は、2~3杯程度です。それ以上飲むと飲みすぎになります。好きな方は、朝起きた時や仕事の休憩中に飲むことが多いと思いますが、1日の適量を意識して飲みすぎに注意しましょう。
編集部
コーヒーのおすすめの種類はありますか?
牧さん
深煎りコーヒーを飲むことをおすすめします。コーヒー豆は、焙煎時間が長くなるほどタンニンが失われます。そのため、鉄分吸収への影響が少なく、貧血のリスクが下がります。

監修管理栄養士:
牧 咲(管理栄養士)
プロフィールをもっと見る
管理栄養士 / 食事健康系ライター / 離乳食アドバイザー / 妊産婦食アドバイザー。大分県、茨城県内の医療施設(急性期病院・回復期病院)、介護施設に6年間勤務。栄養管理業務、栄養指導、レシピの提案、食や健康に関する情報発信を行ってきた。現在は、フリーランスとして、レシピの提案やコラム執筆、離乳食のアドバイスなどを行う。
※この記事はMedical DOCにて<【管理栄養士に聞く】コーヒーは貧血の原因となる? 避けるべきタイミングや貧血予防のための食事について>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。