コーヒーの飲み過ぎで「貧血」が起こる? コーヒーが及ぼす“悪影響”を管理栄養士が解説!
公開日:2025/04/07

「コーヒーを飲みすぎると貧血になる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。実際に、コーヒーの飲みすぎが貧血の原因になるのでしょうか? そこで今回は、コーヒーが貧血の原因となるのか否かについて管理栄養士の牧さんに解説してもらいました。

監修管理栄養士:
牧 咲(管理栄養士)
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管理栄養士 / 食事健康系ライター / 離乳食アドバイザー / 妊産婦食アドバイザー。大分県、茨城県内の医療施設(急性期病院・回復期病院)、介護施設に6年間勤務。栄養管理業務、栄養指導、レシピの提案、食や健康に関する情報発信を行ってきた。現在は、フリーランスとして、レシピの提案やコラム執筆、離乳食のアドバイスなどを行う。
編集部
コーヒーの飲みすぎは体に悪影響がありますか?
牧さん
コーヒーに含まれるカフェインは、摂りすぎると体に悪影響を及ぼすことがあります。なぜなら、カフェインの持つ作用によって興奮状態になる、吐き気・下痢などの消化器症状に影響が出るなどの可能性があるためです。また、コーヒーを飲みすぎると貧血を招く可能性はあります。
編集部
コーヒーの飲みすぎで、なぜ貧血になるのですか?
牧さん
貧血の原因はコーヒーに含まれるタンニンです。タンニンとはポリフェノールの一種で、抗酸化作用のように体へ良い効果もあります。しかし、鉄分の吸収を阻害する作用があるため、コーヒーを飲みすぎると貧血の原因になることがあります。
編集部
タンニンはコーヒー以外にどんな物に含まれていますか?
牧さん
コーヒー以外にも、緑茶や紅茶、ワインにもタンニンが含まれます。また、飲むタイミングにも注意が必要です。特に、食事の前後は鉄の吸収を特に阻害してしまいます。
※この記事はMedical DOCにて<【管理栄養士に聞く】コーヒーは貧血の原因となる? 避けるべきタイミングや貧血予防のための食事について>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。