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物忘れと認知症の違いは? 会話で気づく認知症の初期症状とは【専門家解説】

 公開日:2025/04/02
認知症の初期症状 会話に表れる特徴は?

家族や友人が認知症になったとき、会話に不安を感じる方は多いでしょう。認知症はコミュニケーションによって発症や進行を遅らせることができます。身近な人が認知症の場合も、会話の機会を設けることが大切です。今回は、認知症初期の会話に表れる特徴について、介護福祉士の西山さんに伺いました。

西山 繭子

監修介護福祉士
西山 繭子(介護福祉士)

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介護福祉士・社会福祉士・保育士資格を保有。大学で福祉資格を取得後、自治体の福祉窓口における相談業務、介護老人福祉施設の介護士、障がい者ヘルパーなどに従事。仕事を通じ、地域住民や利用者とその家族の困りごとに耳を傾ける。子育て中に保育士を取得し、トリプルライセンスのライターとして、介護・高齢者医療・保育の記事などを執筆。現在は、福祉・保育の正しい知識やケアの方法を広めるべく、介護福祉と子育て記事の監修者やライターとして活動中。

編集部編集部

認知症初期の方は、会話にどのような特徴がありますか?

西山 繭子さん西山さん

認知症の初期には、「同じ話を繰り返す」「物の名前を忘れる」「つじつまが合わないことを言う」「話があちこちに飛ぶ」といった特徴があります。本人に症状の自覚がなく、身近な人が「おかしいな?」と気付くケースも多くあります。

編集部編集部

高齢者との会話中、どんな変化があれば認知症を疑えばいいのでしょう?

西山 繭子さん西山さん

認知症で起こりうる変化は、「怒りっぽくなる」「ふさぎ込みがちになる」「身だしなみが不自然」「好きだったものへの興味がなくなる」「ATM操作など簡単な手続きや生活習慣を忘れる」などです。ただし、高齢者によっては耳が遠かったり、会話するのを億劫に感じていたりする場合もあります。物忘れの可能性もあるため、すべての言動が一概に認知症による症状とは言えません。

編集部編集部

認知症なのか物忘れなのか、会話を通じて見わける方法はありますか?

西山 繭子さん西山さん

認知症と物忘れには症状の違いがあると言われています。認知症は「体験自体を覚えていない」「忘れている自覚がない」のが特徴です。物忘れは、体験したことの一部を忘れています。例えば、認知症の方は食事したこと自体を覚えていません。物忘れは、食事したことは覚えているのにメニューが思い出せない、などの症状です。なお、認知症か物忘れか、はっきりさせたいときは受診をおすすめします。

編集部編集部

認知症の疑いがある場合、どうしたらいいのですか?

西山 繭子さん西山さん

「おかしいな?」と感じたら、早期にかかりつけ医や専門医に相談することが大切です。認知症は、治療や周囲の働きかけによって、症状の進行を遅らせる可能性があります。症状によっては要介護認定を受け、介護サービスの利用を検討しましょう。

※この記事はメディカルドックにて<「認知症患者との会話」で注意することはご存知ですか? 会話のコツを介護福祉士に聞く>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修介護福祉士

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