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【ロキソニン・カロナール】市販の解熱鎮痛剤を選ぶときのポイントを薬剤師が解説!

 公開日:2025/03/14
市販薬の解熱鎮痛剤を選ぶときの注意点は?

頭痛や腹痛を感じるときに、市販の解熱鎮痛剤である「ロキソニン」または「カロナール」を選択するという方は多いのではないでしょうか? これら2つの薬は一見似ているように思えますが、実はそれぞれに特徴があり、状況に合わせた適切な使用が重要です。そこで今回は、薬剤師の山形さんにこれらの市販薬の解熱鎮痛剤を選ぶときの注意点について詳しく解説いただきました。

山形 ゆかり

監修薬剤師
山形 ゆかり(薬剤師)

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近畿大学薬学部薬学科卒業。卒業後、総合病院で糖尿病病棟の薬剤師として勤務。病院での経験を通じて「食の重要性」を深く感じ、食に関する資格を取得。現在は、「健康は食から」というモットーのもと、薬膳など食の知識を活かした薬剤師としての啓蒙活動中。薬膳アドバイザー・フードコーディネーター・フードアナリスト

編集部編集部

ロキソニンやカロナールなど解熱鎮痛剤を選ぶ際に注意すべき点は何ですか?

山形 ゆかりさん山形さん

解熱鎮痛剤を選ぶときには、副作用や既存の症状、アレルギー歴を把握することが大切です。長期間の服用や過剰摂取は避けます。不適切な薬の選択や服用量の誤りは、症状の悪化や副作用のリスクを高めるので、自己判断せずに医師や薬剤師に相談しましょう。

編集部編集部

子どもに市販の解熱鎮痛剤を選ぶときはどちらが適切ですか?

山形 ゆかりさん山形さん

ロキソニンは15歳未満のお子さまには推奨されません。カロナールは、体重や年齢に応じた適切な服用量であればお子さまにも安全とされています。

編集部編集部

妊娠中や授乳中に服用できる市販の解熱鎮痛剤はありますか?

山形 ゆかりさん山形さん

ロキソニンは妊娠中や授乳中の服用は避けます。とくに妊娠後期の女性はロキソニンを飲んではいけません。それ以外の方は、医師等の指示がある場合のみ服用可能です。カロナールは妊娠中や授乳中でも一般的には安全とされていますが、医師の指導のもとで服用する方がいいでしょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山形 ゆかりさん山形さん

ロキソニンとカロナールは、それぞれ特徴があり適した症状も異なります。ご自分の症状や体質をよく理解して選びましょう。お子さまや妊娠中の方はとくに注意が必要です。自己判断で服用するのではなく、医師や薬剤師に相談してくださいね。解熱鎮痛剤を正しく使って、辛い症状を一刻でも早く和らげましょう。

※この記事はMedical DOCにて<解熱鎮痛剤「ロキソニンとカロナールの違い」とは? どっちを選ぶべき?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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