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朝食にオススメの「味噌汁の具」を管理栄養士がご紹介! 栄養豊富な“あの食材”も意外と合う!?

 公開日:2025/03/16
朝食に食べたいおすすめの味噌汁の具は?

日本食の代表である味噌汁は、朝食に取り入れることで心身にメリットがあるのはご存知でしょうか? お味噌に含まれるアミノ酸や、味噌汁の具材に栄養学的メリットがたくさん詰まっています。一方で、塩分の摂りすぎを気にする方もいらっしゃると思います。そこで今回は、朝食におすすめの味噌汁の具について管理栄養士の佐久間さんに解説してもらいました。

佐久間 愛子

監修管理栄養士
佐久間 愛子(管理栄養士)

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管理栄養士として介護・医療業界を渡り歩く。病院経験を経て予防医療の大切さに気付き、現在はICTでの特定保健指導に従事。また、糖尿病への理解を深めるため2021年に日本糖尿病療養指導士を取得。今までの経験を活かし、栄養・健康分野のライターとしても活動中。

編集部編集部

朝食にピッタリの、おすすめの味噌汁の具を教えてください。

佐久間 愛子さん佐久間さん

味噌汁の具を選ぶポイントは、たんぱく質と食物繊維を合わせることです。組み合わせ例を挙げてみます。
卵+エリンギ+小松菜
豆腐+わかめ+しめじ
サバの水煮缶+キャベツ+長ねぎ
これらの具材は栄養価やうまみが増すうえに、手軽に用意しやすい・火も通りやすいので、忙しい朝に作りやすい食材かと思います。

編集部編集部

それぞれの具材に、どんな栄養素が含まれていますか?

佐久間 愛子さん佐久間さん

はアミノ酸バランスが良く、体に効率よくたんぱく質の供給ができます。豆腐はたんぱく質のほか、セロトニンの生成を助けるマグネシウムが豊富です。また、青魚のサバは、血管の健康を保つEPAやDHAが豊富です。キャベツや小松菜などの葉物野菜は、食物繊維が豊富で腸内環境改善に役立ちます。しめじやエリンギなどのきのこ類は、骨や筋肉の維持に役立つビタミンDが豊富なうえ、うまみ成分のグルタミン酸やグアニル酸も多いですよ。

編集部編集部

おすすめの具材の味噌汁と合わせる最強の組み合わせは?

佐久間 愛子さん佐久間さん

具だくさんで栄養たっぷりの味噌汁にぜひ合わせてもらいたいのが、もち麦や玄米などの全粒穀物を加えたごはんです。全粒穀類は食物繊維のほか、ミネラルやビタミンB1が豊富。特にこのビタミンB1は糖質の代謝を促して、体を動かすエネルギーに変えてくれます。1日を元気に過ごすためにも、味噌汁と全粒穀類入りごはんはおすすめの組み合わせです。

編集部編集部

味噌汁は健康に良いのですね。

佐久間 愛子さん佐久間さん

朝に具だくさんの味噌汁を摂ることで血行促進・エネルギーの産出・気持ちを安定させるなどのメリットがあります。また、アミノ酸が豊富な味噌に、たんぱく質や食物繊維が豊富な具材と合わせることで、栄養価やうまみがより高まります。注意点として、味噌汁の塩分は高いので1日1回を目安にしてくださいね。少しでも塩分を抑えたいときは減塩味噌や天然だしを使ってみましょう。さらに全粒穀類入りの主食と合わせることで、完璧な朝食になりますよ。

※この記事はMedical DOCにて<『朝食の味噌汁』がおすすめな理由とは? 減塩のコツも管理栄養士が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修管理栄養士

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