「クラミジア」は薬を飲んでから何日で治る? 服用期間やクラミジアに効く薬を薬剤師が解説
クラミジアは症状が現れる前に感染が進行することがあるため、治療は早期に行うことが重要です。そして、クラミジアの治療薬は、服用する薬によって期間が異なります。今回は、クラミジアに効く薬や服用期間を「薬剤師」の増田さんに解説していただきました。
監修薬剤師:
増田 衛二(薬剤師)
編集部
クラミジア治療薬はどのくらい服用する必要がありますか?
増田さん
テトラサイクリン系の代表例として「ミノマイシン」という薬が挙げられます。これは、1日1~2回服用してもらいます。ただし、ミノマイシンは安定性に優れていないので、効果の幅が数週間から数か月に及ぶ場合があります。しっかり毎日飲み続けることが大切です。
編集部
ほかにもありますか?
増田さん
ニューキノロン系の「クラビット」という薬がありますが、尿路感染症や呼吸器疾患でも使用されているこの薬は1日1回1錠(500mg)を7日間服用することで治療することができます。
編集部
飲み忘れてしまうという人におすすめの薬はありますか?
増田さん
例えば「ジスロマック」という抗生剤は、一度に多くの量(1000mg)を体に入れることで10日間にわたって持続的に薬物治療を行うことができます。ですので、飲み忘れが心配な方には特におすすめな薬です。
編集部
あらためて、どのようにクラミジアと向き合えばいいですか?
増田さん
クラミジア感染によって性器に症状が出てきても、慌てないでください。ちゃんと治療薬はありますので必ず泌尿器科・婦人科を受診して医師の指示に従いましょう。性行為時に避妊をしっかりすることと、異変を感じたらすぐに病院に行くことが大切です。
※この記事はMedical DOCにて【「クラミジア」は市販薬で治せない? クラミジア治療で服用する薬について薬剤師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。