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カルシウム以外も豊富! 「牛乳」に含まれる栄養素や健康効果を管理栄養士が解説!

 公開日:2024/06/24
カルシウムだけじゃない!

牛乳にはカルシウムが豊富なことは知っていると思いますが、じつはそれ以外の栄養も豊富なことをご存じでしょうか? 今回は、牛乳に含まれている栄養や健康効果について、「管理栄養士」の亀崎さんに解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【牛乳の栄養素はカルシウムだけではない! 管理栄養士が牛乳の栄養と健康効果を徹底解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

亀崎 智子

監修管理栄養士
亀崎 智子(管理栄養士)

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京都府立大学の管理栄養士養成過程を卒業後、大阪の食品製造会社の製造現場にて勤務。その後、地元福岡に戻り、食品会社にて商品企画や某コンビニの新商品開発に携わる。妊娠を機に退職後、「かめごはんの料理教室」を主宰し、主に無添加ふりかけ講座やファスティングの講座を開催し、食べ方と出し方についてお伝えしている。加えて、根本原因にアプローチして施術をするセラピストとしても活動中。

編集部編集部

はじめに、牛乳に含まれる主な栄養素を教えてください。

亀崎 智子さん亀崎さん

カルシウムのイメージが強い牛乳ですが、実はいろいろな栄養素が含まれている栄養素の宝庫の飲み物なのです。牛乳には、私たちの生命活動に欠かすことができない3大栄養素の炭水化物・タンパク質・脂質がバランスよく含まれています。そのため、体の材料やエネルギー源としても優れています。加えて、現代人が不足しがちなミネラルやビタミンも豊富に含まれていることから、別名「準完全栄養食品」と呼ばれることもあります。

編集部編集部

カルシウム以外のミネラルやビタミンなども豊富に含まれていますか?

亀崎 智子さん亀崎さん

牛乳には歯や骨の材料になり、イライラ予防にも作用するカルシウムが豊富に含まれているのは有名ですが、それ以外にも以下のビタミン類を豊富に含んでいます。
ビタミンB2:3大栄養の代謝(特に脂質代謝)のサポートに関与
ビタミンB12:葉酸と一緒に摂取することで、赤血球の合成に関与するため貧血予防に役立つ
パントテン酸:三大栄養のエネルギー代謝のサポートに関与し、イライラ予防にも効果的
また、骨や歯の材料としても大切なミネラルの一種のリンも豊富に含まれています。ただし、リンは不足することはほとんどなく、過剰摂取するとカルシウムと鉄の吸収を妨げる危険性もあるため、少し注意が必要です。

編集部編集部

コップ1杯の牛乳には、どのくらいの栄養素が含まれていますか?

亀崎 智子さん亀崎さん

準完全食品とも呼ばれる牛乳1杯分の栄養素に注目しましょう。特に豊富にふくまれているカルシウムとビタミンB2・12について、成人女性の1日の食事摂取基準と比較すると、コップ1杯(約200ml)で、1日で必要な栄養素が以下の分だけ摂取できます。
カルシウム:1日に必要な量の1/3
ビタミンB2とB12 :1日に必要な量の1/4

※参照:厚生労働省【「日本人の食事摂取基準」(2020年版)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html

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