手指が曲がってしまう「ヘバーデン結節」、日常生活の注意点を作業療法士に聞く
公開日:2024/05/07
手指の第一関節が変形し曲がってしまう「ヘバーデン結節」。手における変形性関節症で最も発症者が多く、特に日本人に多く発症すると言われている病気です。そんなヘバーデン結節ですが、発症してしまった場合、日常生活でどのようなことに注意する必要があるのでしょうか。作業療法士の高瀬さんを取材しました。
※この記事はMedical DOCにて【手指が曲がってしまうヘバーデン結節とは? 自宅でできるリハビリについて作業療法士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修作業療法士:
高瀬 駿(作業療法士)
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北里大学卒業後、医療機関に従事し、急性期、回復期などの地域でのリハビリ業務につとめる。ほか、小児分野のリハビリや講習会運営にも参加。これらの経験を通して、根拠のある情報をモットーに、リハビリに関するコラムなどの発信活動を行う。
編集部
へバーデン結節になってしまったら、日常生活での注意点はありますか?
高瀬さん
指を使いすぎないことが最も重要になります。特に痛みを感じるときは、安静にしておく必要があります。
編集部
指を使いすぎるとは、具体的にどのような状況でしょうか?
高瀬さん
指先に過度な負担を与えたり、洗濯ばさみなどを強くつまんだり、パソコンを長時間操作したりする場面などが考えられます。
編集部
そのほかに気をつけることはありますか?
高瀬さん
痛みの有無は一つの指標になります。家事のなどの軽作業でも、痛みがでる場合は注意が必要です。テーピングを使い、できるだけ指先に負担がかからないようにする必要があります。