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【節分】大豆は栄養満点の万能食材! 毎日取り入れるべき理由を管理栄養士が解説

 更新日:2024/02/01

大豆に含まれる栄養素はコレステロールを低下させる、おなかの調子を整えるなど体に嬉しい機能がたっぷり含まれています。そのため、毎日大豆製品を取り入れることがおすすめですが、具体的におすすめな理由について管理栄養士の栗城さんに解説してもらいました。

栗城 智子

監修管理栄養士
栗城 智子(管理栄養士)

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東京農業大学卒業。食品メーカーにて開発や品質保証の業務に従事。管理栄養士のほか、医薬品登録販売者、中級食品表示診断士、コスメコンシェルジュ、離乳食アドバイザーなどの資格を保有。特定保健指導やドラッグストア勤務において人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添ってきた経験を生かし、現在は管理栄養士ライターとして執筆や監修に携わる。

編集部編集部

大豆を摂ることによるコレステロール値低下以外のメリットを教えてください。

栗城 智子さん栗城さん

大豆は美容と健康にとても良い食品です。まず、大豆に含まれるオリゴ糖は腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やす、おなかの調子を整える作用が期待できます。次に、大豆サポニンには抗酸化作用があり、活性酸素を取り除いて酸化の働きを抑える働きがあります。ほかにもビタミンB群やE、Kも含むため、大豆1粒は小さいながらも栄養の宝庫なんですよ。

編集部編集部

大豆食品はたくさんありますが、どれを食べても良いのですか?

栗城 智子さん栗城さん

大丈夫です! ぜひご自身の食生活に取り入れやすい形で食べていただくのが良いと思います。ただし納豆は加熱によって納豆菌が死滅し、ナットウキナーゼという酵素も失活する可能性があるため、そのまま召し上がってください。高野豆腐も健康に良く、凍らせる製造工程により栄養素がギュッと凝縮されています。枝豆は大豆の未熟な状態なので大豆の仲間ですが、食品成分表においては豆類ではなく野菜類に分類され、大豆と比べると葉酸が豊富です。そして、朝食に豆乳をプラスすれば、大豆の栄養素だけでなくタンパク質も摂れて良いことづくしですね。

編集部編集部

大豆は妊婦さんには良くないと聞いたことがあります。妊娠中は制限した方が良いですか?

栗城 智子さん栗城さん

大豆イソフラボンを豊富に含むことで、そういった噂が広まったようです。内閣府の食品安全委員会も「通常の食生活にさらにプラスして、サプリメントなどで大豆イソフラボンを上乗せして摂取することはおすすめしない」という見解を示しています。これは決して大豆食品を摂ってはいけないという意味ではありません。ですがバランスはやはり大事で、ある食品を摂り過ぎるのではなくさまざまな食材から栄養素を摂るのが良いですね。

この記事の監修管理栄養士

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