市販薬を買うとき、薬剤師に相談するメリット・自己判断のデメリット
市販薬はドラッグストアや薬局で手軽に入手できますが、購入の際は薬剤師や登録販売者に相談するのが好ましいです。今回は、市販薬を購入する際の疑問を「薬剤師」の廣瀬さんに解決していただきました。
監修薬剤師:
廣瀬 安國(りら薬局)
編集部
市販薬を購入する際、薬剤師と登録販売者どちらに相談した方がいいですか?
廣瀬さん
特に持病もなく、服用している薬がない場合は、登録販売者に相談しても問題ないでしょう。しかし、登録販売者が取り扱えるのは一部の市販薬のみとなっているため、持病がある場合やすでに薬を飲んでいる場合は、薬剤師に相談してください。
編集部
持病があってすでに薬を飲んでいる場合に、市販薬の安全な使用方法はありますか?
廣瀬さん
「お薬手帳」を活用する方法があります。お薬手帳には現在服用している薬が記録されているので、薬剤師が市販薬との飲み合わせに問題がないか確認できます。また、過去に起きたアレルギーなどを記載しておくと、アレルギーを起こす可能性のある市販薬を避けることができます。
編集部
市販薬を使っても改善しないとき、病院へ行った方がいい目安はありますか?
廣瀬さん
風邪薬や痛み止めを使って1週間以上使っても効果がない場合や、市販薬を1箱使っても改善しない場合には病院へ受診してください。また、1か月以上使用しても効果を感じないビタミン剤は、使用しない方がいいでしょう。
編集部まとめ
持病がある人やすでに医薬品を服用している場合は、薬剤師に相談した上で市販薬を購入した方がいいとのことでした。飲み合わせのトラブルを避けるためにも、自己判断で市販薬を買うのは避けるのがおすすめです。