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インフルエンザの潜伏期間に要注意!知っておきたい基礎知識

 更新日:2023/03/27

インフルエンザにかかってしまうと多くの方が仕事や学校などの日常生活に支障をきたしてしまいます。このインフルエンザというのはインフルエンザウイルスに感染することで起こります。症状が出始めるまである程度の潜伏期間があることが知られる感染症です。

このような潜伏期間にも他の人にインフルエンザを移してしまう可能性があります。インフルエンザは非常にありふれた疾患ですが、注意しなければ厄介なトラブルを引き起こします。

インフルエンザに必要な基礎知識をMedical DOC編集部がお届けいたします。

この記事の監修医師
武井 智昭 (高座渋谷つばさクリニック 院長)

インフルエンザの基礎知識

インフルエンザというのは風邪に似た症状ですが、発熱やだるさなどの程度は大きく異なっています。風邪と異なりお年寄りや子供では肺炎や脳炎などの重症な病気を引き起こす原因になるので、正しい知識が必要です。しっかりとした知識を身につけ、適切な治療を受けるようにしましょう。

インフルエンザの原因はウイルス

インフルエンザの原因はインフルエンザウイルスというウイルスで、自分自身の遺伝子を元に細胞にインフルエンザウイルスをコピーさせる非常に厄介なウイルスの一つとして知られています。古くはスペイン風邪などの大流行を引き起こし、多くの死者を出した疾患なので、単なる感染症とたかをくくってはいけません。インフルエンザウイルスは呼吸器に感染するウイルスの中では非常にありふれたものですが、症状が重くなると肺炎を引き起こす原因になったり、子供の間ではインフルエンザ脳症などの神経の症状を引き起こしたりすることがあるので、注意が必要な病気として知られています。ウイルスの性質や潜伏期間を理解して適切な治療を受けることが重要なのです。

インフルエンザの初期症状は風邪とおなじ

インフルエンザの初期症状は風邪とほとんど変わりがありません。一般的には発熱やだるさ、関節の痛みなどが主な症状です。このような症状がインフルエンザ流行期で悪化した場合にはインフルエンザに感染したことを懸念しなければいけません。また、インフルエンザに感染してもすぐにはほとんど症状がわからず、そのまま学校や職場に通ってしまうことがあります。インフルエンザの症状が改善しない場合には、クリニックに行き、適切な検査と治療を受けるように心がけましょう。

インフルエンザの合併症に要注意

インフルエンザで注意したいのが、合併症になります。インフルエンザの合併症として広く知られているのが、インフルエンザ肺炎とインフルエンザ脳症の二つです。どちらも後遺症を引き起こしたり、ひどい場合には死に至ってしまったりするケースがあるので、注意が必要となります。特に免疫状態の悪い方や免疫力の低いお年寄りと子供などはインフルエンザの症状がひどくなったり、インフルエンザによって起こる二次感染で細菌性肺炎などを併発してしまうことがあります。インフルエンザにかかった時には適切な対処をして感染を広げないように注意しましょう。

インフルエンザの潜伏期間

インフルエンザウイルスの潜伏期間をしっかりと把握しておくと感染した後の対応や感染拡大の防止に役立ちます。インフルエンザウイルスに感染した後の症状について適切な理解を深め、適切な処置を取れるように心がけましょう。

そもそも潜伏期間とは

潜伏期間というのはウイルスが感染してから症状が出始めるまでの期間のことで、ウイルスが体内で感染し、体を構成している細胞の内部でウイルスが増殖を始めて実際に症状が出始めるまでの期間です。ウイルスというのは種類によって潜伏期間が異なっていて、エイズなどのウイルスであれば潜伏期間が長く最短で6ヶ月ほど、インフルエンザであれば大体最短で1日~2日ほどの潜伏期間を経て発症することが知られています。この潜伏期間の間にも実は感染力があるので注意が必要です。
ウイルスは細菌と異なり細胞の内部でウイルス自身のコピーを作り、細胞の内部から飛び出しながらウイルスをばらまいていきます。このため、一度感染した後には目に見えないウイルスが常に体の中で作られている状態が続いています。インフルエンザに感染している人と接触をした後にはすぐにうがいや手洗いをするなど注意した方がいいかもしれません。

インフルエンザの潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は大体1〜2日程度、最長でも7日間と言われています。実際に感染力が出てくるまでの間、症状が出てこない時間があるので注意しなければいけません。インフルエンザの感染症は免疫状態が良く、体力がある人であれば投薬治療で回復すると言われていますが、お年寄りや子供にとっては肺炎や脳症のリスクのある非常に危険な疾患です。むやみに感染を広げないように注意して過ごすようにしましょう。

潜伏期間の対処法

インフルエンザに感染したと疑った時には感染を広げないような工夫が必要になります。感染を広げないためにはインフルエンザの感染経路を理解し、適切な感染防止処置を取らなければいけません。防止策について適切な知識を身につけて、いざという時に備えましょう。

インフルエンザに感染しないために

まず、インフルエンザに感染しないために必要なのは適切な予防策です。インフルエンザはアルコールで消毒できるウイルスなので、感染しないためには手指のアルコール消毒が必要になります。くしゃみや咳などの飛沫で感染するので、マスクや手洗いで感染しないような生活を続けることが重要です。

感染した時には広げない工夫が重要

インフルエンザに感染した場合には病気を広げないような工夫が必要になります。インフルエンザに感染した後に拡大を防ぐためにはマスクの着用が重要です。 また、感染症を広げないように投薬治療を受ける必要があるので、病気に気が付いたらすぐに内科に受診してインフルエンザの治療薬を服用する必要があります。
家族に高齢者や乳幼児がいる場合には特に感染症の拡大を防ぐ対策が重要です。適切な感染の拡大防止策を行い、家族の健康も守るようにしましょう。

インフルエンザの潜伏期間の注意

インフルエンザというのは冬場に流行するウイルスの一種で、呼吸器に急性の炎症を起こすウイルスとして知られています。インフルエンザウイルスはアルコールに弱いウイルスなので、手指のアルコール消毒を徹底するだけで感染の可能性を下げることができます。自分が感染してしまった場合にも潜伏期間中に感染を広げてしまう可能性があるので、アルコール消毒を日常的に行うのは大いに役立ちます。適切な予防処置を理解し、家族や友人、職場の同僚に感染を広げないよう、適切な知識を身につけるようにしましょう。コメント:確かに、適切な治療や予防を行うこと、12時間程度での受診がよいかと思われます。インフルエンザウイルスも風邪の1つでありますが、重症化をするリスクがあり予防が重要です

監修ドクターコメント

武井先生

確かに、適切な治療や予防を行うこと、12時間程度での受診がよいかと思われます。インフルエンザウイルスも風邪の1つでありますが、重症化をするリスクがあり予防が重要です

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出典:https://tsubasakai.or.jp/koza/

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