せつ(おでき)の症状や原因、治療方法とは?
せつ(別名:おでき、よう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
福井 実緒 医師(両国駅前ふくい皮膚科院長)
せつ(おでき)とは
おできは、「せつ」とも呼ばれます。毛のう炎が悪化し、毛包の周囲が化膿して膿がたまった状態をいい、痛みをともないます。
引用:第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
hhttps://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/50_senakanikibi/index2.html
せつ(おでき)の症状
。毛穴に一致した病変で、最初、小さな丘疹(ぶつ)として始まり、次第に大きく、固くなり、押さえると痛むようになり、だんだん中にウミをもつようになります。発熱をともなう こともあります。病変の近くのリンパ節が腫れたり、血液中に菌が入り込み、敗血症を生じることもあります。
引用:広島県医師会
http://www.hiroshima.med.or.jp/pamphlet/59/post-24.html
せつ(おでき)の原因
素因として,皮膚または鼻腔内での細菌の定着,高温多湿の気候,毛包の閉塞または解剖学的異常(例,ざ瘡における面皰)などがある。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が頻度の高い原因の1つである。
引用:MSDマニュアルプロフェッショナル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/14-皮膚疾患/皮膚細菌感染症/せつとよう
せつ(おでき)の検査法
診断は診察による。培養検体を採取すべきである。
引用:MSDマニュアルプロフェッショナル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/14-皮膚疾患/皮膚細菌感染症/せつとよう
せつ(おでき)の治療方法
自然にうみが出てしまい治ることもありますが、治療を必要とすることが多く抗菌剤の全身投与が必要ですが、とびひなどに比べると皮膚のより深い部分にまで入り込んでいるこの病気の病原菌は、ブドウ球菌の中でもいろいろな薬に耐性のものが多く、治療にてこずることがしばしばあります。ウミがたまってきた段階で切開処置をすることは、症状が速やかに改善し、治癒に役立ちますが、あまりに早期に行った場合は逆に病変の拡大を招くこともあり、注意が必要です。
引用:広島県医師会
http://www.hiroshima.med.or.jp/pamphlet/59/post-24.html