尿道下裂の症状・原因・治療方法について

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尿道下裂とは
尿道下裂とは男の子のおちんちん(陰茎)の先天的な異常です。尿の出口が陰茎の先端(亀頭先端)までとどいてなくその手前に出口が開いています。軽度の場合は亀頭部手前のくびれあたり、高度になると陰茎のつけねや陰嚢(ふくろの部分)に出口があり、陰茎全体は下向きにおじぎした形をとります。約1000人に3人ぐらいで見つかります。
引用:神奈川県立こども医療センター 泌尿器科 http://kcmc.jp/hinyoukika/disease2.html
ドクターの解説尿道下裂の症状
症状は,尿の出口が正常の位置と違っているために,排尿するときに尿が飛び散ることです.また程度が強い場合は,男の子でありながら立小便ができないことがあります.陰茎が曲がっていることが多く,腟内に射精ができないこともあります.
引用:日本小児外科学会 http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gu/vks0qr
ドクターの解説尿道下裂の原因
尿道下裂の原因はまだ明らかではありませんが、胎児の精巣が作り出す男性ホルモンの異常、母体が妊娠中に受けた内分泌的環境の変化が関係していると考えられています。出生男児の300-1000人に1人との報告がありますが、近年、環境ホルモンの影響などで増加傾向にあるようです。また、体重2500g未満で生まれた低出生体重児に多いことが分かっています。合併する異常としては、停留精巣、鼡径ヘルニア、マイクロペニス、前立腺小室、心臓奇形などがあり、鎖肛や脊髄髄膜瘤にも尿道下裂の合併が高率であると言われています。
引用:北海道大学大学院医学研究院 腎泌尿器外科学教室 http://toms.med.hokudai.ac.jp/patient/shouni/shouni02/
尿道下裂の検査法
外尿道口の位置や陰茎の屈曲を確認することにより診断します。停留精巣(ていりゅうせいそう)などをともなうことがありますので、精巣の位置などをチェックします。また、画像検査や内視鏡検査などを行う場合があります。
引用:日本小児泌尿器科学会 http://jspu.jp/ippan_017.html
ドクターの解説尿道下裂の治療方法
治療は手術です.手術は美容上はもちろんのこと,排尿および性生活が支障なく行えることが目標です.手術は1歳から2歳で行うのが一般的です.手術は,尿 の出口を新しく作ることと,曲がった陰茎をできるだけまっすぐにすることです.手術は非常に難しく,現在200以上の術式が考えられています.この手術は 非常に繊細なため,熟練した小児外科医が慎重かつ丁寧に手術を行う必要があります.術後の合併症としては,尿が漏れて皮膚と交通したり,尿道がせまくなっ たり,陰茎が屈曲したりすることがあります. もともと男性ホルモンが少ないため,手術後の思春期以降に陰茎が短いという訴えもみられます.このような場合にはホルモン療法を行うこともあります.
引用:日本小児外科学会 http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gu/vks0qr
ドクターの解説




