圧迫性視神経症の症状・原因・治療方法とは?
圧迫性視神経症(読み方:あっぱくせいししんけいしょう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
津間本 裕一 医師(つまもと眼科 院長)
圧迫性視神経症とは
視神経は眼球の後端から約30 mmのところで視神経管を経て頭蓋内に入り、間もなく視交叉という左右の視神経が集合する部位で50%は交叉し、50%は交叉せずに、視索を経て脳に入ります。この途中で、腫瘍などに圧迫されると、視神経が徐々に障害されて視力や視野の障害が起こります
引用:日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/shishinkei_shishinkei.jsp
圧迫性視神経症は、その神経を周りから圧迫するものがあれば圧迫性視神経症となります。主な要因としては腫瘍ですが、怪我でなることもあります。
圧迫性視神経の症状
直接対光反射の障害を伴い、多くの場合には中心暗点を示します。視覚症状は漠然としており、通常の眼科学的な検査で見つかったり、あるいは片眼が失明してからに見つかることもあります。圧迫性視神経症の患者は物の色や鮮やかさが褪せて見えたり、視野が狭くなったりすることもあります。丁寧に観察すれば患眼が前方に突出していることに気がつくこともあります。
引用:清澤眼科医院
http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/51405094.html
圧迫性視神経の原因
圧迫性視神経症の原因は単一ではなくて、眼窩内の腫瘍や、甲状腺機能異常に関連した外眼筋の腫大、副鼻腔の占拠性病変(蓄膿症の術後嚢胞、悪性腫瘍など)、頭蓋内腫瘍、頭蓋内の内頸動脈瘤などがあります。副鼻腔病変による圧迫性視神経症は、特に鼻性視神経症と呼ばれることもあります。
引用:清澤眼科医院
http://blog.livedoor.jp/kiyosawaganka/archives/51405094.html
圧迫性視神経の検査法
圧迫性視神経症が疑われる場合、確定診断にはCT・MRIなどの画像診断が必須になります。
引用:川口あおぞら眼科
http://www.aozoraganka.co.jp/illness-of-eyes/disease2
圧迫性視神経の治療方法
多くは脳外科的治療が必要です。
引用:日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/shishinkei_shishinkei.jsp