パニック障害の症状や治療方法をご紹介

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パニック障害とは
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。 このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。 引用:厚生労働省『みんなのメンタルヘルス総合サイト』 http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_panic.html
監修ドクターのコメントパニック障害の症状
引用:ファイザー株式会社 http://www.cocoro-h.jp/panic/about_panic/case.html
心臓・呼吸器の症状
- 心臓がドキドキする(動悸、心拍数の増加)
- 息切れや息苦しさ
- 喉に何かつまったような窒息感
胸・おなかの症状
- 胸の痛みや不快感
- 吐き気やおなかのあたりの不快感
全身的な症状
- からだの一部のジンジン、ビリビリとしびれるような感じ
- 発汗
- からだの震え
- 寒気または熱っぽい感じ
感覚の異常
- めまいやふらつき感、気が遠くなるような感じ
- 今、起こっていることが現実ではないような感じ、自分が自分でない感じ (離人症状)
不安・おそれ
- コントロールを失う・気が狂ってしまうのではないかという恐れ
- このまま死んでしまうのではないかという恐れ
監修ドクターのコメントパニック障害の原因
パニック障害は、ストレス性の不安症や神経症、あるいは心の病気とも違います。最近の研究などから、パニック障害の原因は、脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)のバランスの乱れであることがわかってきています。 引用:オムロン ヘルスケア https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/43.html
監修ドクターのコメントパニック障害の検査法
突発性のパニック発作の繰り返しと予期不安があり、原因になるような身体疾患がないのが診断の主な条件です。
この身体疾患を除外するために、内科的なさまざまな検査が行われます。尿、血液、心電図、場合によっては脳波検査などが行われ、心血管系疾患、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、低血糖、薬物中毒、てんかんなどが除外されます。
引用:メディカルiタウン http://medical.itp.ne.jp/byouki/040514000/
監修ドクターのコメントパニック障害の治療方法
引用:メディカルiタウン http://medical.itp.ne.jp/byouki/040514000/治療法には、薬物療法と認知行動療法があります。
通常は、まず抗不安薬(ベンゾジアゼピン誘導体:ソラナックスなど)や抗うつ薬(SSRI〔パキシル、ジェイゾロフト〕など)、その他を使ってパニック発作が起こらないようにする治療を行います。副作用のことも考慮に入れたうえで、発作が起こらなくなるまで十分な量を十分な期間服用し、発作がなくなっても6カ月~1年は薬を続ける必要があります(ただし、ベンゾジアゼピンは抗うつ薬の効果が出てきたら早めにやめる)。
次に、不安が軽くなってきたら、今まで避けていた外出や乗り物に少しずつ挑戦し、慣らしていく訓練(曝露療法(ばくろりょうほう):行動療法の一種)を行います。また、ちょっとした動悸を心臓発作の前触れではないかなどと破局的に解釈する考え方の癖を直していきます(認知療法)。
パニック発作は薬物でほとんど治りますが、予期不安や広場恐怖はその後も長く続くことが多く、これには認知行動療法を併用する必要があります。うつ病が合併した場合は、休養と抗うつ薬療法が必要で、うつ病の治療に準じます。
監修ドクターのコメント




