子宮内膜炎の症状や原因、治療方法とは?

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子宮内膜炎とは
子宮内膜部の炎症です。頑固な白色や黄色っぽいおりものが続き、腰痛や下腹部痛をともなう場合もあります。原因として性交ならびに月経時の感染によるものが多いようです。起因菌としては、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌等が主なものですが、最近はクラミジヤによるものが増加しています。放置すると上行感染を来たし卵管炎や骨盤腹膜炎の状態になり、若い人では不妊症の原因となるケースもあります。早期に適切な抗生物質を投与すれば、長引かずに治ります。異常を感じたら早めに産婦人科を受診することをお勧めします。
引用:吉田医院 http://www.yoshidacl.net/sikyunaimakuen/index.html
ドクターの解説子宮内膜炎の症状
①悪臭のある膿性のおりもの、褐色のおりものが続く。(膿性帯下) ②下腹部痛がある。 ③月経時でもないのに、月経痛のような痛みがある。 ④月経血が少なくなる。不正性器出血がある ⑤排便痛、排尿痛などがある。 ⑥全身症状は乏しい
引用:えぞえクリニック http://ezo-cl.jp/sick/494/
ドクターの解説子宮内膜炎の原因
a)産褥性 胎盤、卵膜の遺残、子宮内処置によって子宮口からを通じて膣から上行性感染が起こり発症するものです。原因菌としては、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、腸球菌、嫌気性菌などが考えられます。 b)非産褥性 内膜生検、卵管造陰、IVD挿入などの子宮内処置後に生じる場合や性交渉により、いわゆるSTD(性感染症)としての淋菌やクラミジア感染に伴い発症する場合があります。また、腹膜炎から下行性に感染が内膜に波及する場合や頚癌、体癌、頚部円錐切除後など狭窄、閉要によって起こる場合もあります。
引用:渋谷ひろクリニック http://www.hiro-clinic.net/pages/medical-treatment/gynecology/04.html
ドクターの解説子宮内膜炎の検査法
既往歴の聴取、子宮内容腋の培養による菌の検出、内診により子宮体部の圧痛の確認、経膣超音波検査による子宮内液体貯留に伴う内腔拡張、クラミジア感染の場合には血清価の測定等により診断が可能です。
引用:渋谷ひろクリニック http://www.hiro-clinic.net/pages/medical-treatment/gynecology/04.html
ドクターの解説子宮内膜炎の治療方法
起炎菌が特定されている場合には、その菌に感受性のある抗生剤を使用します。起炎菌が特定されるまでの間は、通常、広域スペクトル(効果の範囲が広い)の抗生剤を使用します。また、消炎薬を併用することもあります。流産後や分娩後では子宮収縮薬を併用することで子宮内腔に残った組織の排出を促すこともあります。子宮瘤膿腫を形成している場合には、頸管を開大し、うみを排出する必要があります。
引用:えぞえクリニック http://ezo-cl.jp/sick/494/
ドクターの解説



