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準備矯正とは

 更新日:2023/03/27

準備矯正とは

準備矯正とは、マウスピース型の装置などを用いて小児の顎の発達を正しく促し、顎間関係・咬み合わせを構築することで永久歯が生えるスペースを確保する方法です。
顎の骨が成長する段階の小児に対して行われ、乳歯だけの乳歯列期か、乳歯と永久歯がある混合歯列期のどちらかの時期に使用されます。特に下の前歯が上の前歯よりも前に出る反対咬合(受け口)や、上下の歯が互い違いになる交叉咬合などは、準備矯正による治療が重要とされています。

メリット

・骨格から整えるため、姿勢など健康面にも良いとされる
・痛みがほぼない
・抜歯や成人矯正などが不要になる可能性がある

デメリット/副作用

・数年かけて自宅でのケアが必要になる
・準備矯正のみでは矯正できない場合も多い

治療期間

準備矯正は主に永久歯が生えそろう前に行われる治療で、6~7歳頃から数年の期間をかけて行われます。マウスピース型の装置やヘッドギアを、就寝中を中心に毎日装着します。

費用相場

準備矯正の費用相場は30~50万円程度とされています。準備期間を終えると、ブラケット矯正などの本格的な矯正治療に移行していくケースも多いです。

注意点

治療期間や費用は、治療方法などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師