MFT(口腔機能発達トレーニング)とは
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MFT(口腔機能発達トレーニング)とは
MFT(Oral Myofunctional Therapy)」とは、口腔周囲の筋肉バランスを整えることで、咀しゃく機能・嚥下機能・発音・呼吸・舌の位置・口唇の位置などの改善を目的とした治療法です。舌や口の周りの筋肉の働きを整える訓練を行うことで、歯並びを悪くする原因を根本的に改善し、歯列矯正治療のスムーズな進行や、矯正治療終了後の長期的な保定に繋がると考えられています。トレーニングの際にはアイスキャンディーの木の棒やストロー・スプレーボトルなど簡単に用意できるものを使用することが多いです。
メリット
・計画的に矯正治療を行えるため、矯正治療の効果を維持しやすい
・表情筋も一緒に鍛えられる
・発音の改善が期待でき、歯を食いしばる癖などが減る可能性がある
・矯正後の後戻り防止が期待できる
デメリット/副作用
・長期的な治療が必要で、継続しないと効果が得られにくい
・生涯の歯並びを必ずしも保証するものではない
・うつぶせ寝や頬杖、舌癖などの生活習慣を直す必要がある
・お子さまの治療の場合、親の協力が必須
治療期間
通院:1か月に1度位
期間:6か月~3年程度が目安
※但し、自宅でも毎日トレーニングを行う必要があります。
費用相場
口腔筋機能訓練自体は保険適用内ですが、保険適用外である矯正治療と合わせてこの治療をすることが多いです。また、専用の器具の購入が必要な場合もあります。
通院1回あたり:5千~1万円程度
※治療期間や費用は治療の手法や素材によって大きく異なる場合があります。