顎堤再建術とは

顎堤再建術とは

顎堤再建術とは、無くなった歯茎や歯槽骨（歯の埋まっている骨）を作る手術です。
歯を抜くことにより、歯によって支えられていた周りの骨や歯肉が徐々に痩せていってしまい、場合によってはインプラントを固定するのに必要なだけの骨が足りなくなってしまいます。その場合に、インプラント予定部位の骨や組織を再生させるための処置が顎堤再建術です。
顎堤再建術には結合組織移植術とGBR（骨誘導再生法）の2種類があります。結合組織移植術は歯肉そのものを増やす処置で、他の部位の歯肉を一部採取し移植します。GBRは骨を作りたい場所に骨の再生を誘導する材料を入れ、骨が回復するのを待つ治療です。

メリット

・骨や周囲の組織を回復させ、インプラント治療を可能にする
・歯肉が回復することにより審美性（見た目の美しさ）も回復する

デメリット/副作用

・保険が適用されないため費用が高い
・手術が必要である
・骨や組織の回復を待つ分治療期間が伸びる

治療期間

手術は1日で終了しますが、GBRを行った場合は骨が造られるまでおおよそ4～6ヶ月程度の時間が必要です。

費用相場

5～10万円程度です。その後にインプラント治療を行う場合は、追加で30～40万円程度必要になります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。