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グラフトレス術式治療とは

 更新日:2023/03/27

グラフトレス術式治療とは

グラフトレス術式治療とは、骨移植や骨造成を行わないインプラント治療です。
治療方法は、骨内埋入8mm以下のショートインプラントや骨のある部位に斜めに埋入する傾斜埋入、総入れ歯に変わるAllon4などがあります。口腔内外から骨を採取して移植する必要がないため、患者さんの負担が少ないのが特徴です。
事前にCT撮影や3Dシミュレーションを行い綿密な治療設計をします。

メリット

・身体的負担を軽減できる
・治療期間は一般的なインプラント治療と同じ
・術後の腫れを抑えることができる
・感染リスクを避けることができる

デメリット

・他人から見える前歯(審美領域)には適さない場合がある
・骨の幅や厚みによっては骨移植や骨造成が必要な場合もある
・嚙み合わせの違和感やインプラント周囲炎などのリスクがある

治療期間

治療期間は口腔内の状況や手術方法によって異なりますが、人工歯が装着されるまでは4~8ヶ月程度です。手術自体は1~2日で終わります。
インプラント治療後も定期的な歯科検診を受け、噛み合わせの調整や汚れの除去などのメンテナンスが必要です。

費用相場

治療費用は口腔内の状況や地域によって異なりますが、インプラント1本あたり30~50万円程度です。総入れ歯に変わるAllon4はインプラントを4~6本使用するため、120~300万円程度です。
インプラントは医療費控除の対象となります

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師