インビザラインを受ける歯科医院の選び方|インビザラインの流れやメリットを解説
歯列矯正には様々な方法があります。
その中の一つである金具をつけない歯列矯正「インビザライン(※)」 は、透明で軽く目立ちにくいという点が魅力です。そこで今回は、インビザラインの種類や歯科医院の選び方、治療の流れ、メリット・デメリットを解説します。
(※) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
監修歯科医師:
竜 立雄(RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア)
1998年 奥羽大学歯学部附属病院臨床研修医 修了
2002年 奥羽大学大学院歯学研究科歯科矯正学専攻 博士(歯学) 学位受領
2002年 奥羽大学歯学部歯科矯正学講座 専攻生
2003年 奥羽大学歯学部小児歯科学講座 臨床教科担当助手
2005年 奥羽大学歯学部歯科矯正学講座 病院助手
2005年 東北歯科専門学校 非常勤講師
2007年 奥羽大学歯学部成長発育歯学講座歯科矯正学分野 講師
2022年 The Northern California Edward H. Angle Society Affiliate Member
2022年 RYU矯正歯科クリニック郡山プレミア 開設 院長
目次 -INDEX-
インビザラインとは
インビザラインとは矯正治療方法の一つで、マウスピース型カスタムメイド矯正装置に分類されます。治療費は、部分矯正で30~50万円(税込)程、全体矯正で70~100万円(税込)程だそうです。
ワイヤー矯正と異なり、透明で目立ちにくく取り外しが可能な矯正方法です。インビザラインは、主に以下4つの種類があります。
- インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ(インビザライン・フル)
- インビザライン・ライトパッケージ
- インビザライン・エクスプレスパッケージ
- インビザラインi–GO
インビザライン・フルは全体矯正をする際に使用します。パッケージによっては歯牙の移動に制限がある場合が少なくありませんが、このパッケージは全ての歯を動かせるのが特徴です。奥歯も動かせるため、出っ歯・反対咬合・開口なども治療できます。また、治療開始から5年の間であれば無制限にアライナーを追加で発注できるところも魅力の一つです。大まかな歯の移動が終わった後に細かい歯の調節をできるので、よりきれいに歯並びを仕上げることができます。
インビザライン・ライトは治療が簡単な症例に使用します。インビザライン・フルと移動できる歯牙は同じですが、追加アライナーが2年の間で2回までと制限があります。また、軽度の歯並びを治療することはできますが、中度・重度の歯並びを治療することはできません。
インビザライン・エクスプレスパッケージは矯正後の後戻りを治す際・2本程の少ない歯を動かす際に使用します。追加アライナーの数は1回で、使用できるステージ数が少ないです。
インビザライン・i-GOは前歯のみの矯正に使用されます。噛み合わせなどを治すことはできませんが、前歯のみのため費用が安く・期間が短いのが特徴となります。
インビザラインで矯正をする際は、自分の歯に合った方法を選ぶことが大切です。歯科医師とよく相談して治療を開始するようにしましょう。
インビザラインを受ける歯科医院の選び方
インビザラインを受ける歯科医院を選ぶ際にポイントになるのは以下の3つです。
- インビザラインの症例数が多いこと
- 保定期間を設けていること
- 信頼できる歯科医院であること
選んだ歯科医院によって、歯並びの完成度が変わってきます。さらに詳しく選ぶポイントを解説します。
インビザラインの症例数が多い
インビザラインの症例数が多いことは大切なポイントです。症例数が多いということは、経験が豊富で様々な症例の患者を診ているといえます。そのため、治療中に問題が起きたとしても、多くの経験・知識をを踏まえた上で相談することができるでしょう。
保定期間を設けている
矯正治療は歯を移動させる矯正期間・整えた歯を固定させる保定期間に分けられます。
歯は移動させた後に元に戻ろうとする性質があるため、歯並びをきれいな状態で保つためには固定する期間が必要です。
しかし、歯科医院によっては矯正期間の設定しかない場所もあります。矯正期間しかないと、せっかくきれいにした歯が元に戻ってしまい、再度治療が必要になりかねません。そのため、費用・時間を無駄にしないためには保定期間を設けている歯科医院を選ぶことが大切です。
信頼できる歯科医院を選ぶ
矯正は長い期間の通院を必要とする治療です。その期間担当医師と関わり続けることになるため、信頼できる歯科医院であるか治療前に確認することが大切です。
自分の歯の要望・悩みなど相談にしっかり向き合ってくれる歯科医院でないと不安になりますし、ストレスにもなります。そのため、技術力・カウンセリングなど不安にならない・信頼できる歯科医院を選ぶことが治療を成功させるためのポイントとなります。
インビザラインの流れ
インビザラインの治療の流れは以下の通りです。
- カウンセリングをする
- 精密検査をする
- 治療計画の立案を提示する
- 矯正治療をする
- 保定治療・メンテナンスをする
具体的にどのようにしていくのか詳しく解説します。
カウンセリング
カウンセリングでは、治療を開始する前に患者さんの歯に対する悩み・問題などをよく聞き把握します。具体的には、歯を抜く・歯を削ることによる抵抗感・不安感など、どのような治療をしていきたいのかなどです。歯の状態を把握した上で、治療方法・治療期間などを具体的に提示します。
精密検査
精密検査では口膣内の撮影・レントゲンの撮影・CT撮影などをします。きれいな歯並びに整えるにあたって、どのように歪みが発生しているのか把握するためです。歪みがどのような状態なのか明確に把握できなければ、きれいな歯並びを作ることはできません。そのため、この精密検査は非常に重要な過程となります。このときにむし歯などの治療が必要な病気があった場合は、矯正をする前に治療をします。
治療計画の立案
精密検査で把握した歯並びの歪みに合わせて、治療の流れを立案します。具体的に立案することは使用する矯正装置・治療の手順・期間・費用などです。患者さんの現状と合わせて、どれくらいの期間にするか調節したり、費用を考えたりします。ここで後々トラブルを起こさないためにも、よく相談することが大切です。計画は複数用意し、患者さんの要望を聞き相談しながら治療法を決定します。
治療
治療計画に合わせ、矯正装置が完成したら取り付けます。治療中は定期的な通院が必要となり、診察で行うのは矯正装置の調節・歯の点検などです。このときに疑問点・悩みがある場合は要望を聞き、それに合わせ治療をします。
治療中に困ったことがあれば、満足のいく歯並びにするためにもよく相談するようにしましょう。また、矯正中の歯磨き方法の仕方などのサポートもします。
保定・定期メンテナンス
歯が計画通りの位置に整ったら、保定装置で歯の位置を固定します。動かした歯は元の位置に戻ろうという性質があるため、整った歯を保つためには保定をしなければなりません。保定期間がなければ歯並びは元に戻ってしまうため、この過程は非常に重要です。保定期間が終了したら、1年に1回などのメンテナンスを続けます。
インビザラインのメリット・デメリット
インビザラインのメリットは主に目立ちにくいこと・取り外せることです。インビザラインの装置は透明のため目立ちにくく、装置を歯に固定しないため取り外しができるというメリットがあります。
しかし、取り外した後なくさないように管理する・マウスピースを洗浄する必要があります。これらのメリット・デメリットを具体的に解説します。
目立ちにくい
インビザラインのマウスピースは透明のため目立ちにくいです。
ワイヤーを使う装置だと笑ったときに金具が見えてしまいますが、マウスピースであれば透明のため目立ちにくくなります。仕事で人と対面する機会が多い人にとっては、矯正に挑戦しやすいでしょう。
取り外せる
インビザラインはマウスピースのため、自身で取り外すことができます。
ワイヤー矯正だと装置が金具で固定されているため、ご飯を食べる際・歯を磨く際であっても取り外すことができません。そのため、金具のすき間に食べ物が入ってしまったり、歯が磨きにくくむし歯になりやすかったりします。マウスピースであれば取り外すことができるので、これらの心配がない点がメリットです。
マウスピースを自分で管理しなくてはいけない
マウスピースは固定されていないため、自分で管理する必要があります。
ワイヤーの装置であれば固定されているので自分で管理する必要はありません。しかし、マウスピースは固定されていないため、外したときになくさないように気をつける必要があります。また、マウスピースは使い続ければ汚れるため、洗浄などのメンテナンスが必要な点もデメリットです。
1日に長時間装着し続ける必要がある
インビザラインは長時間装着する必要があります。一般的に1日に20〜22時間以上装着するといわれています。自分の判断で装着しなかったり、定められた時間を装着できなかったりすると、望むような結果が得られないかもしれません。長時間装着し続けなければいけないため、口の中に違和感がある時間が長いのがデメリットです。
インビザラインならRyu矯正歯科クリニック郡山プレミアへ
インビザライン矯正で失敗しないためにはクリニック選びが大切になります。
大切な選ぶポイントは症例数が多い・保定期間がある・信頼できるです。
最後に、これらのポイントを満たしたおすすめの矯正歯科クリニックであるRyu矯正歯科クリニック郡山プレミアを紹介します。
院長が日本矯正歯科学会指導医・認定医
Ryu矯正歯科クリニック郡山プレミアの院長は日本矯正歯科学会指導医・認定医です。日本矯正歯科学会とは歯科矯正学を専門とする学術団体です。
日本矯正歯科学会指導医とは、日本矯正歯科学会認定医を目指す研修医を指導することを認められているというものです。日本矯正歯科学会の会員は7,000名程ですが、その中で指導医は500名程です(2023年9月時点)。そのため、十分な知識・経験があり信頼できる歯科医師だといえるでしょう。
CT・セファロなどの先進的な設備も積極的に導入
CT・セファロはX線を使用した撮影機器です。
顎の骨や神経などをCTで立体的に映し出し撮影できるデジタルパノラマレントゲンと、頭部全体の骨格バランスがわかるセファログラムを1台でこなせます。より精密に内部の写真を撮影できるため、歯の歪みを正確に認識できます。
他にも、小型カメラで精密なデータを採取できる口腔内スキャナーなどを用いて検査を行い、患者さんには大画面モニターで説明をするなど、わかりやすい治療を心がけているそうです。
リラックスできる空間づくりや温かなホスピタリティにも注力
院内は暖色の照明を使っていて、大人も子どももリラックスできる空間となっています。
待合室はラグジュアリーなつくりで、診察室は広々とした快適なチェアを設置しています。また、お子さんも通いやすいように楽しく遊びながら待てるキッズスペース、お子さんのMFT(口腔筋機能療法)を行うための専用ルームなどが設けられています。
お子さんもリラックスして通院することができ、保護者の方も安心して治療を受けられるでしょう。
歯並びが気になる際は、親子揃って一度Ryu矯正歯科クリニック郡山プレミアに相談してみてはいかがでしょうか。
Ryu矯正歯科クリニック郡山プレミアの基本情報
アクセス・住所・診療時間
JR各線 郡山駅 車で6分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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10:00~13:00 | - | ● | ● | - | ● | ★ | ▲ | - |
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★:第1(午後)・第2週のみ診療
▲:第2週のみ診療
参考文献