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歯列矯正で頬骨は出る?引っ込む?原因や対策、ほうれい線や輪郭への影響を解説

 公開日:2026/04/17
歯列矯正で頬骨は出る?引っ込む?原因や対策、ほうれい線や輪郭への影響を解説

歯並びや噛み合わせを整える歯列矯正では、治療によってお顔の印象が変わったと感じる方がいます。そのなかには、「頬骨が出てきた」「輪郭が変わった」といった気になる変化を感じるケースもあるでしょう。

歯列矯正は歯並びと噛み合わせの改善を目的とした治療であり、口元のバランスが変化することでお顔全体の印象が変わって見えることがあります。ただし、骨格そのものが大きく変わるわけではありません。

この記事では、歯列矯正で頬骨の見え方が変化する原因や、ほうれい線・輪郭への影響について解説します。

小田 義仁

監修歯科医師
小田 義仁(歯科医師)

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小田歯科・矯正歯科
院長 小田 義仁
岡山大学歯学部 卒業
広島大学歯学部歯科矯正学教室
歯科医院勤務をへて平成10年3月小田歯科・矯正歯科を開院
所属協会・資格
日本矯正歯科学会 認定医
日本顎関節学会
日本口蓋裂学会
安佐歯科医師会 学校保健部所属
広島大学歯学部歯科矯正学教室同門会 会員
岡山大学歯学部同窓会広島支部 副支部長
岡山大学全学同窓会(Alumni)広島支部幹事
アカシア歯科医会学術理事

歯列矯正で頬骨が出る・引っ込む原因

顔をしかめる女性

歯列矯正により頬骨の見え方・位置や凹凸が変わることはありますか?

歯列矯正によって頬骨の見え方が変化することはありますが、頬骨そのものの位置が移動するわけではありません。歯列矯正は歯を動かして歯並びや噛み合わせを整えるものであり、骨格を直接変えることを目的とした治療ではないためです。ただし、歯の位置や口元のバランスが変化すると、それに伴ってお顔全体のバランスも変わって見えることがあります。特に口元が引っ込んだり、頬周りの筋肉の使い方が変わったりすることで、頬骨が以前より目立って見えるように感じる場合があります。変化の感じ方には個人差があり、もともとの顔立ちや治療方法によっても異なるでしょう。気になる変化がある場合は、歯科医師に相談することが大切です。

歯列矯正で頬骨が出たり引っ込んだりする原因を教えてください。

歯列矯正で頬骨が出たように見える主な原因は、口元のボリュームが変化することによってお顔全体のバランスが変わるためです。前に出ていた口元が引っ込むことで、相対的に頬骨が目立って見えるようになる場合があります。歯列矯正の装置による違和感や痛みから食事量が一時的に減り、体重が落ちることで頬のボリュームが減り、頬骨が浮き出て見えるケースもあります。さらに、歯並びが変わることによってお口周りの筋肉の使い方が変化し、筋肉量やバランスに影響が出ることも考えられるでしょう。一方、もともと口元が大きく突出していた方が歯列矯正によって口元が整うと、頬のラインとのバランスが取れてすっきりと見えるケースもあります。

歯列矯正の方法によって頬骨や輪郭の変化に違いはありますか?

歯列矯正の方法によって、頬骨や輪郭に感じる変化の程度が異なる場合があります。抜歯を伴う歯列矯正では、スペースをつくるために歯を抜き、その後前歯を後方へ移動させることで口元の突出感が減ることが多いです。この変化が大きい場合に口元が引っ込み、頬骨や頬のラインが以前よりも目立ちやすくなることもあるでしょう。一方、抜歯をしない歯列矯正では歯の移動量が少ない傾向にあるため、口元のボリュームの変化がゆるやかになりやすいです。また、ワイヤー矯正とマウスピース型歯列矯正装置のどちらを使用するかによっても、歯の動き方や治療の進め方が異なります。どの方法が適しているかは歯並びや顎の状態によって異なるため、治療方法の選択は歯科医師と十分に相談したうえで決めることが大切です。

歯列矯正によるほうれい線や輪郭への影響

葉を指さす女性

歯列矯正でほうれい線や輪郭にはどのような変化が現れますか?

歯列矯正によってほうれい線や輪郭に変化が現れることがあります。これは、口元の位置や筋肉バランスが変わることで、お顔のバランスが変化するためです。例えば、前歯を後方へ移動させる治療では、口元の突出が減ってお口周りのボリュームが変わることがあります。その結果、お口周りの皮膚のたるみ方が変化し、ほうれい線が目立つように感じる場合があるでしょう。また、噛み合わせが変化することによってお口周りの筋肉の使い方が変わり、輪郭のラインに影響が出ることもあります。一方で、歯並びが整うことで噛み合わせが改善され、顎周りの筋肉のバランスが整うことでお顔のラインがすっきりと見えるようになるケースもあります。

歯列矯正でほうれい線や輪郭に影響が出やすい方の特徴を教えてください。

もともと口元の突出が大きい方は、前歯を後方に動かすことでお口周りのボリュームが変わりやすく、ほうれい線が目立ちやすくなる傾向があるでしょう。また、もともと頬の脂肪が少なく顔が細い方は、口元の変化によってほうれい線や頬骨のラインが変化しやすい傾向があります。抜歯を伴う歯列矯正治療で歯の移動量が大きい場合も、口元のバランスが変化しやすいです。さらに、歯列矯正中に体重が急激に減少した場合は、頬のボリュームが減りほうれい線が深くなったように見えることがあります。ただし、これらの特徴に当てはまるすべての方に変化が現れるわけではありません。もともとの歯並びや治療内容、個人の体質によって変化は異なります。

歯列矯正でほうれい線や輪郭に影響が出ても元に戻りますか?

治療開始直後は装置の違和感により食事量が減って体重が落ちることがありますが、食事が安定して体重が戻ると頬のボリュームが回復し、ほうれい線が目立たなくなるケースもあります。また、歯並びが整う過程で噛み合わせやお口周りの筋肉の使い方が変化し、お顔のバランスが徐々に安定していくこともあるでしょう。ただし、歯の移動量が大きい治療では口元の変化が長期的に続く場合もあります。気になる変化が続く場合は、自己判断せずに歯科医師に状態を確認してもらうことが大切です。

歯列矯正には小顔効果はありますか?

歯列矯正を行うことで、小顔になったように感じる方がいます。歯並びや噛み合わせが整うことで口元の突出感が改善されたり、顎周りの筋肉バランスが変化したりすることで、お顔全体がすっきり見える場合があります。また、噛み合わせが改善されることで顎周りの筋肉への負担が変化し、輪郭のラインが変わるように見えるケースもあるでしょう。ただし、歯列矯正は骨格そのものを変えるものではなく、小顔効果を目的とした治療ではありません。小顔効果を目的として歯列矯正を検討される場合は、事前に歯科医師に相談し、治療によって期待できる変化について十分に説明を受けることが重要です。

歯列矯正による頬骨への影響を防ぐ対策

笑顔の女性

歯列矯正中に輪郭や筋肉に影響する習慣があれば教えてください。

歯列矯正中の生活習慣で特に注意したいのが食事量の減少による急激な体重変化です。矯正装置の装着直後は痛みや違和感から食事が十分に取れないことがありますが、体重が急に落ちると頬のボリュームが減り、頬骨や輪郭が目立ちやすくなることがあります。また、口呼吸の習慣があるとお口周りの筋肉が正しく使われにくくなることもあります。歯列矯正中は、バランスのよい食事を意識し、左右均等に噛むことが重要です。日常的なお口周りの筋肉の使い方を見直すことも、輪郭のバランスを保つために役立つことがあります。

歯列矯正中に頬骨が目立ってきた場合どのように歯科医師に相談すればよいですか?

歯列矯正中に頬骨が目立ってきたと感じた場合は、気になることをそのまま歯科医師に伝えることが大切です。「頬骨が目立つようになった気がする」「ほうれい線が深くなった感じがする」など、具体的にどのような変化を感じているかを伝えるとよいでしょう。いつ頃から変化に気付いたか、体重の変化はあるかなどを合わせて伝えると、歯科医師も状態を判断しやすくなります。治療に伴う一時的な変化なのか、それとも対処が必要な変化なのかを専門家に判断してもらうことが重要です。

頬骨への影響を防ぐためのトレーニングはありますか?

頬骨が目立ちやすくなるのを防ぐためには、お口周りの筋肉を日常的に使うことが大切です。自宅でできる簡単な方法として、お口を大きく動かして「あいうえお」と発音する運動があります。これによりお口周りや頬の筋肉をしっかりと動かすことができます。また、頬をふくらませて数秒間キープし、ゆっくりとすぼめる動作を繰り返すことも頬の筋肉を刺激する方法のひとつです。これらのトレーニングは特別な道具がなくても日常生活のなかで取り入れやすく、無理のない範囲で継続して行うことが大切です。ただし、トレーニングはあくまで補助的なものであり、治療上の疑問は歯科医師に確認するようにしましょう。

編集部まとめ

看護師

歯列矯正によって頬骨が出て見えたり、輪郭やほうれい線が変化したりすることがあります。これは骨格そのものが変わるためではなく、口元のバランスや筋肉の使い方が変化することで生じるお顔の印象の変化です。

変化の程度はもともとの歯並びや治療方法、個人の体質によって異なります。特に抜歯を伴う治療や口元の移動量が大きい場合は変化を感じやすいことがあるため、治療前に歯科医師と十分な相談を行うことが大切です。

治療中に気になる変化を感じた場合は、早めに担当の歯科医師に相談し、適切なアドバイスをもらうようにしましょう。日常生活のなかでバランスよく噛む習慣を心がけ、お口周りの筋肉を使うトレーニングを取り入れることも、お顔のバランスを保つために役立ちます。

この記事の監修歯科医師