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インプラント治療の流れは?治療にかかる期間やメリット・デメリットについても解説

 更新日:2024/06/07
インプラント治療の流れは?治療にかかる期間やメリット・デメリットについても解説

インプラント治療はどのような流れで進めていくかご存知でしょうか?

失った歯を補う治療にはインプラント治療の他にも選択肢があります。インプラント治療について事前に理解し、適切な治療を受けられるようにしましょう。

本記事では、インプラント治療の流れやメリット・デメリット、治療期間などを解説します。

芳賀 浩昭

監修歯科医師
芳賀 浩昭(富士見台さくら歯科)

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1976年3月 宮城県仙台市生まれ
1994年3月 宮城県仙台第二高等学校卒業
2001年3月 東京医科歯科大学歯学部卒業
2005年3月 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了
2005年4月~ 東京医科歯科大学歯学部附属病院
国立成育医療研究センター
医療法人社団明翔会いしかわ歯科医院理事
2019年10月 富士見台さくら歯科開業
2021年5月 ホワイトエッセンス練馬富士見台オープン

インプラント治療について

インプラント治療について
インプラント治療は、失った歯を補う補綴治療の一種です。
インプラント治療を受ける前に、インプラント治療がどのようなものかをしっかり理解しておくことは大切です。知っておくべきインプラント治療の概要を解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯を失った部分の歯槽骨に金属製の土台(インプラント体)を埋め込み、その土台の上に義歯を固定する治療方法です。
土台を骨に埋め込んでいるため安定性が高く、自分の歯に近い感覚で咀嚼や発音ができるのが大きな特徴です。
インプラント体を骨に埋め込むため、骨の状態が保たれていないと施術が難しく、場合によっては骨移植など別の手術が必要になります。

インプラントの構造

インプラントの構造は、主に以下の3つからなっています。

インプラント体は歯槽骨に埋め込む土台で、この土台が歯槽骨に固定されることがインプラント治療ではとても重要となるポイントです。
固定された土台と人工歯を接続するのがアバットメントで、インプラント体にスクリュー式にねじ込まれています。
このアバットメントに被せるのが、人口の歯(上部構造)です。インプラントの上部構造はセラミックなどで作られていて、天然の歯と同じような見た目を手に入れられます。材質はさまざまな種類があるので、歯科医師と相談して適切なものを選びましょう。

インプラント治療にかかる費用

インプラント治療は基本的に保険適用外のため、全額自己負担となる場合がほとんどです。
インプラント治療を行う本数や治療箇所の状態によっても異なりますが、一般的なインプラント治療の費用は1本あたり550,000〜1,000,000円(税込)程度が相場になります。
インプラント治療の費用には、以下の内容が含まれています。

  • インプラント本体の費用
  • インプラントを埋め込む手術の費用
  • 被せる人工歯の費用
  • 人工歯が完成するまでの仮歯の費用
  • インプラントを正確に埋め込むためのガイドサージェリーの費用
  • 検査にかかる費用

リーズナブルな費用が提示されているクリニックの場合、上記の内容が含まれず後から追加費用となる場合があります。治療を行うドクターの実績や導入しているインプラントメーカー、患者さんの症状によりインプラント治療の費用は変動するため慎重に判断しましょう。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療のメリット・デメリット
インプラント治療を行う際は、メリット・デメリットを理解することが大切です。
インプラント治療の主なメリット・デメリットを解説します。

インプラント治療のメリット

インプラント治療の主なメリットは、以下の3点です。

  • 自分の歯に近い感覚で噛める
  • 隣の歯に負担をかけない
  • 補綴する本数に制限がない

インプラント治療は骨に土台を埋め込んで固定するため、安定性が高く取り外す手間もありません。
自分の歯に近い感覚で咀嚼や発音ができ、見た目も区別がつかないことがほとんどです。ほかの治療では隣の歯に負担をかける場合もありますが、インプラント治療は骨に埋め込んだ土台が歯を支えるため、隣の歯に負担をかけることなく人工歯をしっかり固定できます。
失った歯が多い場合、インプラント治療ではすべての歯を人工歯にするオールオン4という治療方法があります。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療の主なデメリットは、以下の3点です。

  • 保険適用外のため費用が高額となる
  • 治療期間が長い
  • メンテナンスをしないとインプラント周囲炎などのリスクがある

インプラント治療は保険適用外となるため、費用が高額となります。
また、骨にインプラント体を埋め込んでから骨に固定されるのを待つ必要があるため、治療期間が長くなるケースが少なくありません。
インプラント治療をした後は、歯科医院での定期的なクリーニングなどのメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠るとインプラントの周囲が細菌に感染し、インプラント周囲炎を発症する可能性があります。インプラント周囲炎は歯周病のように骨を溶かしていくため、インプラント体が緩んだり脱落したりするケースも少なくありません。

治療を受ける際は、インプラント治療のメリット・デメリットを正しく理解しましょう。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ
ここからは、インプラント治療はどのような流れで進めていくかを解説します。治療の流れをしっかり理解することで、不安が少なく治療に臨めるでしょう。

検査・診断

まずは失った歯を補う治療として、インプラント治療が可能かどうかを検査して診断します。
以下のようなケースでは、インプラント治療の適応が難しくなる可能性があります。

  • 土台を埋め込む骨の状態が悪い
  • 糖尿病や高血圧など全身の状態が悪い
  • むし歯や歯周病など口腔内の状態が悪い

インプラント治療は骨に金属製の土台を埋め込むという大掛かりな手術を行うため、お口の中だけでなく全身の状態が重要になります。
糖尿病や高血圧など生活習慣病がある方は、手術によって状態が悪化したり止血に問題が起きたりする可能性があるため、インプラント治療ができない場合があります。
インプラントを埋め込む骨の状態が悪い時は、骨移植などで骨を作ってからインプラント治療を行います。
むし歯や歯周病がある場合は、インプラント治療の前に治療しなければいけません。

インプラント手術

むし歯治療などの準備が整ったら、骨にインプラント体を埋め込む手術を行います。
歯肉を切開して歯槽骨を露出させ、ドリルで開けた穴にインプラント体を埋め込んでいきます。
局所麻酔で行うのが一般的ですが、不安感が強い方は鎮静剤を使用して意識鎮静下での手術を行う場合もあります。ウトウトしながらも呼びかけには応えられる状態で手術を行うことで、落ち着いて手術を受けられるでしょう。
手術後は、インプラント体と骨が馴染むまで様子を見ていきます。

人工歯の製造と装着

手術した部分の骨と歯肉が再生し、インプラント体が骨のなかでしっかり固定されたら人工歯の装着です。
まずは人工歯を製造するための型を取り、人工歯が完成したらアバットメントを用いてインプラント体と人工歯をしっかり固定していきます。
人工歯が完成するまでは治療箇所に歯がない状態ですが、仮歯を装着する場合もあります。

メンテナンス

人工歯を装着してインプラント治療が完了した後も、定期的なメンテナンスが必要です。
インプラント治療で装着した人工歯はむし歯になりませんが、インプラント体と骨の接着部分で炎症が進行し、インプラント周囲炎などを起こすリスクがあります。
毎日の歯みがきや歯間ブラシなどのケアに加えて、半年~1年に1回は歯科医院での定期検診を受け、インプラントの状態をチェックしましょう。

インプラント治療にかかる期間

インプラント治療にかかる期間
インプラント治療にかかる期間は、症例ごとに大きく異なります。
骨の状態や全身の状態が悪い場合はインプラント治療ができる状態にまでコントロールする必要があり、むし歯や歯周病がある場合には先に治療しなければいけません。
このような事前処置が特に必要ない場合は、インプラント治療にかかる期間は6~12ヵ月程度です。
インプラント体の埋め込み手術からインプラント体が骨に固定されるまで待つ期間や、人工歯の型取りから製造までの期間を含めるため、ほかの治療方法よりも長い期間が必要です。

インプラント治療のことなら富士見台さくら歯科にご相談を

富士見台さくら歯科
中野区でインプラント治療をご検討中なら、富士見台さくら歯科にご相談してみてはいかがでしょうか。西武池袋線の富士見台駅より徒歩3分・中村橋駅より徒歩6分の立地にあり、提携駐車場も完備しています。

土曜日も午後まで診察を行っており、週末しか通院できない方でも通いやすい歯科医院です。診療予約は電話のほか、24時間ネット予約にも対応しています。

日本口腔インプラント学会 口腔インプラント専門医の院長による治療

富士見台さくら歯科院長の芳賀先生は、日本口腔インプラント学会 口腔インプラント専門医の資格をお持ちです。現在も日本大学松戸歯学部口腔インプラント学講座に所属し、クリニックでの治療だけでなく、大学病院での研修でインプラント治療の技術を研鑽されています。ほかにも海外の学会や研修会に定期的に参加し、治療方法や新しい理論をアップデートしているそうです。

芳賀先生はインプラントを予防治療の一種と位置づけており、これ以上歯を失わないためにもインプラント治療が重要だといいます。抜けた歯を放置していると、ほかの歯が傾いたり伸びすぎたりして、口腔全体の状態悪化につながるケースが少なくありません。ほかの治療では、周囲の歯に負担をかけることもあるため、将来的に失う歯が増える可能性があります。芳賀先生は歯を1本でも多く残す予防治療の観点から、インプラント治療を重視しているそうです。

インプラント専用手術室で安全性の高いインプラント手術

富士見台さくら歯科 手術室
富士見台さくら歯科にはインプラント専用の手術室が完備されており、安全性の高い治療を行う環境づくりを行っているそうです。使用するインプラントは、世界中で使用されているストローマン社製インプラントシステムです。

富士見台さくら歯科でのインプラント治療では歯科用CT撮影によって3Dモデルを作成し、インプラント体を正確に挿入するためのガイドサージェリーを製作して、インプラント治療の精度をより高いものにしていくそうです。

なるべく痛みの少ない、予防治療をベースとした診療

芳賀先生は、ご自身が幼少期にむし歯の痛みで苦しんだ経験から、痛みの少ない治療や痛みを軽減する治療を大学院でも研究されてきたそうです。

安心安全な医療の実現をコアビジョンとし、痛みの少ない歯科治療の実現をコアミッションとされています。

歯科治療だけでなく、心理学やヒーリングの研修も受けて患者さんの不安を少なくするように努められているため、リラックスして治療を受けられるでしょう。

インプラント治療をご検討中で、歯科治療の痛みへの不安感が強い方は、一度富士見台さくら歯科にご相談してみてはいかがでしょうか。

富士見台さくら歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

西武池袋線 富士見台駅より徒歩3分
西武池袋線 中村橋駅より徒歩6分

東京都中野区上鷺宮3丁目10-12

診療時間
9:00〜12:00
13:00〜18:00

◇:祝日のある週のみ診療(18:00まで)
【費用(税込)】
 インプラント埋入手術:308,000円/1本あたり
 上部構造:179,300円/1本あたり
 ガイドサージェリー:55,000円(CT撮影料、診断料込み)
【治療期間】12ヵ月
【治療回数】1~3回

この記事の監修歯科医師