インプラントの名医を見極めるには?歯科医院を選ぶポイントや治療の流れを解説
更新日:2024/11/22

欠損歯を補う治療法として、入れ歯やブリッジなどと並び広く認知されるようになったインプラント治療は、外科手術を伴うために専門的な知識と高度な技術を必要とします。 インプラント治療では歯科医師の技術力の差で仕上がりが変わってくるため、歯科医師と歯科医院選びが大変重要となります。 本記事では、インプラント治療を受ける際に知っておくべき歯科医師や歯科医院を選ぶポイントを解説します。

監修歯科医師:
竹田 浩人(タケダ歯科秋田インプラントクリニック)
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岩手医科大学 歯学部 卒業
平成10年 タケダ歯科クリニック開業(秋田県大仙市)
平成12年 医療法人 ヒロ デンタルプロデュース設立
平成13年 あいのの歯科クリニック開業(秋田県横手市山内)
平成15年 ヒロ デンタルラボラトリー開設(プロセラ・インプラント上部構造制作)
平成16年 ブローネマルクシステムインストラクター
平成18年 ノーベルバイオケアジャパン メンタープログラム講師
平成21年 秋田インプラントクリニック併設(秋田県大仙市)
平成30年 タケダ歯科盛岡矯正・インプラントクリニック開業
平成10年 タケダ歯科クリニック開業(秋田県大仙市)
平成12年 医療法人 ヒロ デンタルプロデュース設立
平成13年 あいのの歯科クリニック開業(秋田県横手市山内)
平成15年 ヒロ デンタルラボラトリー開設(プロセラ・インプラント上部構造制作)
平成16年 ブローネマルクシステムインストラクター
平成18年 ノーベルバイオケアジャパン メンタープログラム講師
平成21年 秋田インプラントクリニック併設(秋田県大仙市)
平成30年 タケダ歯科盛岡矯正・インプラントクリニック開業
目次 -INDEX-
インプラント治療で歯科医師・歯科医院選びが重要な理由
インプラント治療は、欠損歯を補う手法として世界中で広く用いられるようになってきた治療法です。しかし、インプラント治療では外科手術を伴い、埋入時の数ミリ単位のズレで術後の経過が左右されることもあります。そのため、より安全性の高い治療のためには歯科医師の知識や技術力、歯科医院の設備などをしっかり確認することが重要となってきます。
また、インプラント治療は自費診療である点や治療期間が数ヵ月かかる点、10年以上長く使用する前提の治療方法のため定期的なメンテナンスが必要である点などから、通いやすさや治療後のメンテナンス方法なども含めて治療する歯科医院を選ぶことも大切です。
インプラント治療では歯槽骨を削って金属製の土台を埋め込みます。埋め込む際に神経を損傷して痺れなどの症状が出る、土台が定着せずにぐらついたり抜けたりしてしまうというトラブルが起こる可能性があります。治療後にはインプラント自体がむし歯になることはありませんが、インプラント周囲で炎症が広がるインプラント周囲炎やインプラントの破折、被せ物が取れるといったトラブルも考えられます。
こうしたトラブルを避けたり、万が一トラブルが起こった際に適切に対処してもらうためにも、治療を開始する前にしっかりと信頼できる歯科医師・歯科医院を選びましょう。
インプラントの名医を見極めるには?
インプラント治療そのものは歯科医師であれば誰でも行うことができるため、中には専門的な知識や経験が不足している歯科医師がインプラント治療を行っている場合もあります。
そのためインプラント治療を検討する際には、確かな技術力と経験を持った歯科医師を選ぶことが大切です。歯科医師を選ぶ際に、押さえておきたい名医選びのポイントをお伝えします。
インプラント治療の経験が豊富かどうか
インプラント治療では、患者さんの骨の状態なども含めて複雑な手術を成功させる必要があるため、専門的な知識だけでなく実践的な経験が必要不可欠です。そのため、まずはホームページなどで歯科医師の扱った症例数を確認し、どの程度インプラント治療を経験してきたかを確認しましょう。症例数が多ければさまざまなケースに対応してきたと考えられるため、複雑で困難なケースにも対応できる可能性が高まります。 インプラントを長持ちさせるためには、歯周病や噛み合わせなども含めた総合的な歯科治療の知識と経験も必要です。ホームページなどで症例数を確認する際には、歯科医師の経歴や経験年数、得意とする分野についても一緒に確認することがポイントです。幅広いインプラント治療に対応しているかどうか
インプラント治療は常に進化しており、新しい治療方法も開発されています。 例えばオールオン4という治療方法は前歯から奥歯までが一体になっているインプラントのことで、4本のインプラントでほかの12本の義歯を支えるという治療方法です。義歯がひとかたまりになっているため抜歯しなければいけない歯があったり、保険適用外であったりというデメリットもありますが、身体への負担や費用の軽減、顎骨の量が不足している方でも治療できる可能性があるというメリットがあります。 インプラント治療を提供していてもオールオン4には対応していない場合もあります。このような新しいインプラント治療に幅広く対応している歯科医師は、技術と情報のアップデートをしているため、信頼性が高いといえるでしょう。インプラント治療を受ける歯科医院を選ぶポイント
インプラント治療を受ける際には、歯科医院の設備や受け入れ体制なども選ぶポイントになります。歯科医師の技術や人柄などは、実際に治療を受けてみないとわからない点もありますが、歯科医院の設備はホームページで確認できます。歯科医院選びの際には、以下のポイントを意識してみましょう。
- 院内設備
- 感染症対策
- 念入りな検査
- デメリットも含めた丁寧な説明
- 歯科医師の治療経験
院内設備
院内が清潔で、整理整頓されているかなどは必ずチェックしましょう。院内は、清潔で清掃が行き届いていることが基本です。 また、インプラント治療で特に重視したいのは、インプラント治療専用の手術室があるかどうかです。インプラントの手術は外科手術で、出血することもあるため感染対策がしっかり行われているかどうかは大切です。 院内の環境だけでなく、院内設備もチェックしましょう。特に歯科用CTは、インプラント治療の事前検査に欠かせません。歯科用CTや口腔内スキャナーなど、口内を立体的に詳しく検査できる設備が整っているかがポイントです。感染症対策
歯科医院は、患者さんの唾液や削った歯が飛沫となっているため、さまざまな感染症のリスクが高い場所です。治療機器の消毒やこまめな清掃など、感染対策を徹底している歯科医院を選びましょう。インプラント治療では、歯肉の切開や麻酔など侵襲性の高い処置を行いますので、感染対策は特に重要です。念入りな検査
インプラント治療の際には、土台を埋め込む骨や全身の状態など、念入りな検査が必要です。事前の検査が不十分だと、埋め込んだ土台が安定しなかったり、手術後に重大なトラブルが起きたりなどのリスクがあります。CT検査装置やX線検査装置など、高度な検査装置の設置されている歯科医院を選びましょう。デメリットも含めた丁寧な説明
インプラント治療の際には、デメリットも含めて丁寧な説明を受けることが不可欠です。インプラント治療は、しっかりと食べ物を噛めるようになったり、自信を持って笑えるようになったりするメリットがあります。しかし、外科処置によって炎症や感染が起こったり、噛む感覚に違和感を抱いたりするデメリットもあります。歯肉を切開して歯槽骨にインプラントを埋め込む侵襲性の高い手術ですので、想定されるトラブルやリスクは少なくありません。事前説明の際に、治療の選択肢を多く提案してもらえる歯科医院を選ぶようにするとよいでしょう。歯科医師の治療経験
歯科医院のホームページで、在籍している歯科医師のプロフィールや経歴などをチェックしましょう。歯科医師になってからの勤務経験や、インプラント治療を開始してからの経験年数などが確認できます。開業から長い間診療を行なっている歯科医院も、経験豊富な歯科医師かどうかの判断材料になります。ほかには、さまざまな研修会を受けていることも経歴として、重要な要素の一つです。インプラント治療の流れ
実際にインプラント治療を受けるには、検査からアフターフォローまで長い期間が必要です。インプラント治療の成功率を高めるために、患者さん自身でも工程の意味を理解して治療に臨みましょう。インプラント治療は、主に以下のような流れで進んでいきます。
- CT撮影・ストローマンガイドによる診断
- カウンセリング・治療計画
- インプラント埋入手術
- 治癒期間
- 型取り・上部構造装着
CT撮影・ストローマンガイドによる診断
まずは歯を失った部分の状態を詳しく調べるために、CT撮影やレントゲン撮影を行います。レントゲンは2次元的な画像で骨の状態を見るのに対し、CT撮影は3次元的に身体のなかを調べられるのが特徴です。骨がインプラントを埋め込むのに十分な状態かなどを調べ、適切な治療方法を選択します。CT撮影のデータをもとに、ストローマンガイドシステムと呼ばれるソフトウェアでインプラント治療のシミュレーションを行います。これはスイスのストローマン社が開発したシステムで、患者さんの骨や歯の状態などから、適切なインプラント挿入方法を高精度で計算するシステムです。カウンセリング・治療計画
検査の結果をもとに、インプラント治療の方法やかかる費用などを歯科医師から説明します。インプラント治療の費用相場は1本あたり300,000〜400,000円(税込)といわれていますが、それぞれの症例によって費用は大きく異なります。インプラント治療の前に別の治療が必要な場合もあり、実際に人工歯が装着されるまでの期間も重要な説明事項です。歯科医師と患者さんが双方納得のうえで、インプラント治療を進めていくのが重要になります。インプラント埋入手術
インプラントとは、骨に埋め込む金属製の土台のことです。歯肉を切開して歯槽骨を露出させ、インプラントをネジのように骨に埋め込んでいきます。埋入手術には1回法と2回法があり、患者さんの状態によって適切な方を歯科医師が選択します。歯に埋め込むのは、土台となるインプラントと、インプラントと人工歯を連結するアバットメントという部品の2つです。この2つが一体化しているワンピースタイプの場合は、手術が1回で終了します。インプラントとアバットメントが分かれている場合は、先にインプラントを埋め込んで、2~3ヵ月後に歯肉を再切開してアバットメントを装着します。1回法は治療期間が短く費用も安くなりますが、歯肉を切開した傷口からアバットメントか口腔内に露出しているため、感染症のリスクが高いのがデメリットです。免疫力や骨の状態などに不安のある方には、より低リスクな2回法が推奨されます。治癒期間
インプラントを骨に埋め込んだら、周りの骨が再生してインプラントがしっかり固定されるまでの治癒期間があります。通常は約3ヵ月間で、この間は仮歯を設置するため、歯がなくなる心配はありません。2回法の場合は、アバットメント装着後手術に歯肉が回復するまでの治癒期間も必要です。型取り・上部構造装着
インプラントが骨に定着したら、インプラントの上に装着する人工歯の型を取って制作します。人工歯の制作期間は約1週間で、完成した人工歯をアバットメントでインプラントに固定したら完成です。その後に噛み合わせの調整を行い、インプラント治療は終了となります。 インプラント周囲炎などを予防し、インプラントを長持ちさせるためにも毎日のセルフケアをしっかり行い、半年に1回は検診を受けましょう。インプラント治療のことならタケダ歯科秋田インプラントクリニックにご相談を
秋田県でインプラント治療を検討中なら、タケダ歯科秋田インプラントクリニックにご相談してみてはいかがでしょうか。
秋田自動車道飯田ICからすぐの立地で、駐車場も多数完備しているため、通いやすいクリニックです。また、遠方からお越しの患者さんのために、インプラントの宿泊治療プログラムも用意されています。提携するグリーンホテル大曲に宿泊しながら、下顎であれば3泊4日で手術から人工歯のセットまでが可能です。
インプラント治療の経験が豊富な院長による施術
タケダ歯科秋田インプラントクリニック院長の竹田 浩人先生は、平成10年に秋田県大仙市にタケダ歯科クリニックを開業された、豊富な経験をお持ちの歯科医師です。
インプラント治療においては歯科医師への指導も担当しており、歯科医師からの信頼も厚い先生です。インプラント治療のセカンドオピニオンや、以前に入れたインプラントのトラブルへの治療など、インプラント治療に対するお悩みに幅広く対応しています。
竹田先生は、患者さんが自分に合った選択ができるように、治療のよいところと悪いところの両方を伝えることを意識されているそうです。
仮歯の装着まで1日でできるオールオン4にも対応
オールオン4は、4本のインプラントでほかの12本の義歯を支える治療方法です。 骨の移植などは必要なく、インプラントの埋入手術から仮歯の装着まで1日で完了するケースもあります。使用している歯や入れ歯を手術当日まで使い、手術当日の夜にはインプラントで支えられた歯で食事できる可能性もあります。総入れ歯に不便を感じている方はぜひご検討ください。歯科恐怖症の方でも安心して通えるよう配慮した地域のかかりつけ歯科医院
タケダ歯科秋田インプラントクリニックは、地域の方々に寄り添った治療を提供する秋田のかかりつけ歯科医院です。 竹田先生は歯科恐怖症の方にも配慮した治療を目指しており、過去の歯科治療が激痛で歯医者に怖いイメージを持ってしまったという方にもぜひ来院してほしいと語られています。 タケダ歯科秋田インプラントクリニックには専用のインプラント手術室を完備し、麻酔科医による静脈鎮静法のもとでリラックスして治療を受けられるでしょう。 インプラント治療に不安のある方や、腕のよい歯科医師をお探しの方は、一度タケダ歯科秋田インプラントクリニックにご相談ください。タケダ歯科秋田インプラントクリニックの基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間
羽後交通バス 川の目バス停徒歩1分
秋田自動車道 飯田ICすぐ
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~12:00 | ● | ● | ー | ● | ● | ● | ー |
| 14:00~19:00 | ● | ● | ー | ● | ● | ▲ | ー |
● スタンダード インプラント(上部構造 フルハイブリッド) インプラント/1本:412,500円 (浸潤 麻酔、手術、仮歯、補綴、インプラント体代込み)
● スタンダード インプラント(上部構造 ジルコニア) インプラント/1本:434,500円 (浸潤 麻酔、手術、仮歯、補綴、インプラント体代込み)
● プレミアム インプラント インプラント/1本:297,000円 (浸潤 麻酔、手術、仮歯、補綴、インプラント体代込み) ※但し、1本欠損、咬合力、歯並び等、骨量 骨の幅・硬さ・高さ が正常である場合に限ります。
● インプラント4本埋入(各種上部構造) 人工歯:上顎・下顎各1,980,000円 ハイブリット:上顎・下顎各2,310,000円 ジルコニア:上顎・下顎各2,640,000円 (静脈内鎮静法、浸潤麻酔、インプラント仮歯、インプラント体、インプラント手術、最終補綴、上部構造)
● インプラント5本埋入(各種上部構造) 人工歯:上顎・下顎各2,090,000円 ハイブリット:上顎・下顎各2,420,000円 ジルコニア:上顎・下顎各2,750,000円 (静脈内鎮静法、浸潤麻酔、インプラント仮歯、インプラント体、インプラント手術、最終補綴上部構造)
● インプラント 6 本埋入(各種上部構造) 人工歯:上顎・下顎各2,200,000円 ハイブリット:上顎・下顎各2,530,000円 ジルコニア:上顎・下顎各2,860,000円 (静脈内鎮静法、浸潤麻酔、インプラント仮歯、インプラント体、インプラント手術、最終補綴上部構造)
参考文献


